倶知安町議会 > 2017-12-13 >
12月13日-05号

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  1. 倶知安町議会 2017-12-13
    12月13日-05号


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    平成29年 第4回 定例会(12月)          平成29年第4回倶知安町議会定例会              会議録(第5号)                   平成29年12月13日(水曜日)-----------------------------------●出席議員  1番  小川不朽君    2番  笠原啓仁君  3番  坂井美穂君    4番  門田 淳君  5番  古谷眞司君    6番  木村聖子君  7番  原田芳男君    8番  作井繁樹君  9番  鈴木保昭君   10番  山田 勉君 11番  田中義人君   12番  榊 政信君 13番  阿部和則君   14番  盛多勝美君 15番  森下義照君   16番  三島喜吉君●欠席議員 なし●地方自治法第121条第1項の規定により出席を求めた者 倶知安町長               西江栄二君 倶知安町教育委員会教育長        田中洋子君 倶知安町農業委員会会長         大橋章夫君 倶知安町選挙管理委員会委員長      旭 晴美君 倶知安町代表監査委員          佐藤嘉己君●説明員  副町長       高野眞司君   会計管理者     大内 基君  総合政策課長    文字一志君   企画振興室長    柳沢利宏君  総務課長      福家直人君   総務課参事     赤木裕二君  総務課主幹     多田敏之君   税務課長      初山真一郎君  納税対策室長    萩野誠一君   住民環境課長    菅原康二君  環境対策室長    沼田昭宏君   福祉医療課長    川南冬樹君  福祉医療課長(医療担当)      幼保再編準備室長  黒田 智君            田原良英君  少子高齢化対策室長 坂本孝範君   保健医療室長    合田恵子君  福祉医療課主幹   奥村由紀恵君  みなみ保育所長   福原秀和君  倶知安保育所長   山岸優子君   農林課長      宮谷内真哉君  観光課長      福家朋裕君   まちづくり新幹線課長                              熊谷義宏君  まちづくり新幹線課参事       まちづくり新幹線課主幹            佐竹利治君             小西慎一君  建設課長      菅原雅仁君   建設課主幹     田村昌一君  豪雪対策室長    上木直道君   水道課長      中村公一君  水道課主幹     辻村康広君   学校教育課長    中村孝弘君  社会教育課長    福坂正幸君   学校教育課主幹   久佐賀輝子君  学校教育課主幹   小西慎一君   学校給食センター所長                              木村直樹君  総合体育館長    藤井政利君   農業委員会事務局長 大島隆史君  選挙管理委員会書記長        監査委員室長    石川美子君            福家直人君●職務のため出席した議会事務局職員  事務局長      大島 曜君   事務局次長     亀岡直哉君  庶務係長      石川美子君●議事日程 日程第1 一般質問                         開議 午前9時30分 △開議宣告 ○議長(鈴木保昭君) おはようございます。 ただいまから、本日の会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(鈴木保昭君) 諸般の報告を事務局長からいたさせます。 ◎事務局長(大島曜君) 諸報告を申し上げます。 本日の会議録署名議員は、坂井美穂、古谷眞司、原田芳男及び森下義照の各議員であります。 以上でございます。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(鈴木保昭君) 日程第1 一般質問を議題として、前回の議事を継続いたします。 小川不朽君の発言を許します。 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 通告に従いまして、4件にわたって質問いたします。 1件目、ひらふ高原地区観光中核施設の建設凍結の判断についてです。 町長は、今次定例議会において、ひらふ高原地区中核施設建設凍結の決定を明らかにしました。 本事業は、公共が必要とする交番、インフォメーション、ATM、事務所、会議室など、必要最低限度機能を兼ね備えた施設が必要であるとして、これまでさまざまな課題を乗り越え、整備手法を図りながら取り組まれてきた事業だけに、本事業の凍結を判断した町長の責任は重大であると考えます。 本事業の凍結に至った経緯については、町長から、行政報告としてA4一枚程度の報告を受けましたが、凍結を決定したでは、課題が達成、解決されるはずがありません。 本整備事業の今後について、断念し中止で終わるのか、実現のため解凍を目指していくのか、町長の政治姿勢、政治判断について伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) おはようございます。 それでは、小川議員のひらふ高原地区観光中核施設の建設凍結の判断についての御質問にお答えいたします。 本事業の推進に当たっては、外から来た観光客、観光者が地域に入ってきて消費するという観光の営みをどう地域の活性化に結びつけていくか。また、外からの投資に対し、地域がどのように向き合っていくかが大変重要であり、これまでにも多くの時間を費やして議論し、特に、観光を地域の発展を支える産業としてしっかり根づかせるために、観光施策を推進してきたところであります。 本事業は、公共が必要とする交番、インフォメーション、ATM、事務所、会議室など、必要最低限の機能を兼ね備えた施設が必要であるとして、これまで推進してきました。しかし、日々変わる時代の中で、ひらふ地区の変化は激しく、地域が求めることも変化し、特に観光客入り込みの季節による振れ幅が大きいことも目立ち、宿泊施設の稼働率に影響し、従業員の安定した雇用につながらないという側面も課題として浮上しているところです。 このたびの2回の入札不調に伴う建設費や工期の見直しが生じたことと、地域の発展や経済性を考えると、観光案内よりも会議場の整備を優先させることが重要であると総合的に判断いたしました。 この変更に伴い、G20閣僚会議後においては、観光中核施設の一部機能を会議場に持たせることが求められておりますし、昨年整備した臨時交番や既存の消防施設などについては、当面、現状利用することで対応できるものと考えております。 今後、さらに地域の変貌が予想されますので、地域で求められる観光施策等についてハードやソフト面から検討してまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 今、町長から答弁いただきましたことは、行政報告につけ加えて付加したような内容かなと思っておりますので、あわせて報告として聞かせていただきたいと思うのですが、中核施設の凍結に至る要因として、行政報告にも示されているように、労働力不足、資材高騰などから予定価格等に大きな乖離がある。大幅な見直しが必要である。当初、6億円あれば大丈夫との認識には、全く立てなくなったということでしょうね。 実際今、総事業費7億3,000万円に膨れ上がっているといいますし、さらに増額補正が必要との検討があったとも聞いておりますから。さらに、役場庁舎建設新幹線事業などの大規模事業が想定され、今後の町財政への負担を軽減する必要があることも行政報告の中に述べられております。 これらの理由というのは、私とて、当初から危惧していたことだけに、殊さら、理由として持ち出したことについては、町長の判断の無責任さを指摘するしかありません。これまで、住民とともに積み上げてきた事業に対して、全うしようとする気構えが感じとれません。つけ加えて、日々変わる情勢に振れ幅といったようなことを、さらに会場を優先、G20の会場のことでしょうか。また、一昨日の門田議員が一般質問中核施設とG20施設を比較して検討したのかという問いに対して、中核施設は経済を生むよりも観光中心である。先ほど観光についてどうのこうのと言いましたね。 G20施設は宿泊その他に経済効果があり、G20優先とする差はそこにあると述べ、さらに中核とG20にかかわる費用負担の金額が変わらないのであれば、経済を優先させ、G20優先としています。さらに、地域からも観光案内よりも雇用を優先させてほしいとする声もあるとも、一昨日述べております。 そこで、3点にわたって再質問いたします。 一つ目、将来を見据えた総合的な判断の中に、このような二者択一とも思えるG20誘致と中核施設凍結をてんびんにかけたかのような判断とも捉えますが、G20誘致の話が持ち上がらなかったら、中核施設凍結についてどう判断されたのか、お答えください。 二つ目です。 観光案内より経済優先とする住民の要望、つまり現在に至って住民は観光施設事業よりもG20誘致を要望していると捉えますが、住民要望に変化が起きたのでしょうか。また、その要望を取り入れたこともかなり大きな要因なのでしょうか。 そして、三つ目の再質問です。 中核施設、先ほど、当面は、今後はという無制限なような言い方をしておりましたけれども、喫緊としていた中核施設は今後どうするのか。 とりわけ交番機能、当面と言っておりますけれども、当面で済まされるのでしょうか。 ATM、インフォメーション機能、さらにサン・スポーツランド、条例上はミーティングルームが削除されておりますけれども、会議室はどうするのでしょうか。 さらに、消防格納庫も含めた第3駐車場の今後、当面、今後も含めてどういたすのでしょうか。 以上3点、再質問いたします。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の3点についての再質問にお答えをしたいというふうに思います。 1点目の将来に向けて、G20閣僚会議に伴う会議場の整備と、それと観光中核施設の取り扱いについて、てんびんをかけたという御指摘だというふうに思っておりますけれども、それぞれの観光中核施設についても、これについては、当初6億円以内でおさまるような施設整備を進めていきたいという思いで、安ければ3億円でもいいのではないかという話も、当時の議員からも出ていたというふうに思っております。 やはり、経済を生まない施設がゆえに、公共的な役割が高いがために、余りお金をかけず、しっかりと整備に当たるべきだという声も、当時多かったというふうに思っております。 今日、労働力不足や資材において予定価格との乖離が大幅にあったということもありますし、年度中にも立ち上がらないような、そういう状況も工期的にあるということも踏まえて、さらに工事費が膨らむということで、これらについて、果たしてそこまでかけてするべきかということは、もし単独であっても非常に難しい判断をしなければならないという、そこまで財政支出するかというところは、私としても非常に悩ましく思っていたところでもございます。 そうした中、G20閣僚会議に伴う会議場という話も浮上した中においては、どちらがいいかというふうに考えますと、やっぱり地域の発展や経済、あるいは宿泊がこれだけふえている中において、宿泊施設のより閑散期における利用も含めると、地域における雇用、経済を考えると、そちらのほうがふさわしいという判断のもとに決定をしたということであります。よって、観光中核施設については、当面凍結、中止をさせていただいたということであります。 当然、会議場の施設の中には、観光中核施設である会議施設については、その会議場の中で開催後において、利活用としては十分可能でありますし、観光案内を設けることもできますし、職員の事務所もそこに入ることも想定した利用の仕方によって解決できるものというふうに思っております。 そして、今、臨時交番、消防については、まだまだ一、二年で壊れる施設でございません。10年、20年使える施設でありますので、それを使っていくことで対応できるという形でしております。 今後、地域の変貌する中においては、それら機能は、ほかの施設と融合することも今後考えられるのではないかなというふうに思いますので、それら含めて十分検討してまいりたいというふうに思っております。 それから、2番目の部分もちょっと申し上げたので、観光案内の取り扱いについては、省略します。 また、3番目の当面、交番、消防については、述べたとおりでありますけれども、そんな形で、今すぐ既存の施設が使えないわけではありませんので、十分それらも踏まえて、今後のさまざまな動きの中で検討してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 当面凍結するといったこと、これを再質問にしていいのか。それはやっぱり再質問しなければだめですね。 当面の凍結ということですから、当面は中止するということで、継続する意思があるというふうに捉えることにいたします。 それでは、そもそも、この事業というのは、国の社会資本整備総合交付金を活用した事業である。そして、平成26年から平成30年度を前期として、そして観光中核施設の建設計画はこの前期に含まれています。平成30年度までにこの事業が完了しないと、使用した交付金の返還が発生するとそこは何度も聞いておりますので理解しておりますが、後期の事業へも進むことができないというふうに私は聞いていたのですが、後期の事業というのは平成31年度から始まる第1駐車場とサン・スポーツランドの再整備の検討であると。交通ターミナルの整備であるとか、ある程度の規模を持つホールであるなど、こういったことが含まれている事業なのですけれども、この後期計画に進むことができないということについて、これは事実であるかどうか、お聞きしたいなと思っています。これが一つ目。 二つ目です。 私は、このように喫緊の対応として公共性が最も高い機能を兼ね備えた施設整備というふうに、そこの事業捉え、これまで私は議会に対して本事業の承認をしてきた立場から、先ほどの町長の緊急性もないと、既存の施設で間に合うとするような無責任な回答では、これは理解できません。そして、当面凍結するといった言葉についても、これは中止であると1日目の議会で私の質問に対して答えたことと、ちょっとニュアンスが違ったように感じられます。 私は、先ほど言いましたように、この事業を推進していくべきと願っている立場から、原則、実現を目指していくべきだと考えております。 そして、さらにしつこくなりますが、先ほどの町長の中に、資材の高騰であるとか、労働力の話をとうとうと述べられました。行政報告にもありますけれども、そういう論理が簡単に成り立つのであれば、今後の役場庁舎建設、またG20絡みの会場、会議場施設、いとも簡単に中止になる。めまぐるしく変わるこの情勢の中で、そういったことも来月、再来月と、そういったような事業凍結の話が入ってくるのではないかなということも危惧しております。 今年度中の凍結の決定を踏まえて、議会に対しては補正予算減額の提案があると思うのですが、いつごろそれを予定しているか、お答えください。 また、当面といいながらも凍結を解凍する気持ちがあるのか、御回答ください。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の再々質問にお答えいたしたいと思います。 一つ目の今後の後期事業、平成31年からという予定の社会資本整備交付金事業については、後期については、そういう手法も一つの視野という形にしておりまして、決して後期がありきで事業が進んでございませんので、あれは計画上の中で後期もそういう形で使えるものだったら使っていくという方向性を出した中であります。 当然、前期のこの事業について、まずしっかりやっていくという中での事業でありますし、後期については、その社会資本整備交付金を使うか、あるいは別な補助金のあるものについては有意性のあるものについて使っていくということも考慮しますし、今の社会資本整備交付金事業でありますと、さまざまなハード、ソフトをさらにつけ加えた事業でないと、総合的な事業でないと使いづらいということもございますので、それらも含めて十分後期のあり方については検討して、その事業を使うかについては判断をしていくというふうになろうかというふうに思っておりました。 そんな中で、後期がもう既にあって、それをやるのだという姿勢ではないということを御理解をいただきたいというふうに思います。 それから、2点目の喫緊の課題について、理解できないということでありますけれども、この会議場の中でそれらの施設を補完することによって、今の中核施設については、当面、整備する必要がないというふうな判断をさせていただいたところであります。ぜひこれらについては御理解をいただきたいというふうに思います。 それから3点目の補正予算の関係でありますけれども、これらの整理は3月以内に精査をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。
    ◆1番(小川不朽君) それでは、2件目の質問に入らせていただきます。 サン・スポーツランドくっちゃん施設の意義と今後の展望について質問いたします。 サン・スポーツランドくっちゃんは、平成26年、サン・スポーツランドくっちゃん設置管理条例を全部改正し、町民及び本町を訪れる観光客に野外スポーツ活動の機会を提供すること及び観光振興を図ることを目的とし、さらに指定管理者による管理から町の管理としました。 昨年である平成28年には、本条例の一部を改正し、ミーティングルームを削除しました。これは、役場観光課の事務所を管理棟に設置することによるものです。 さらに、今次定例議会では、施設の削除に関わる条例一部改正の提案がありました。条例一部改正と言いつつも、施設の範囲から多目的広場とその他の附帯施設を削除してしまうことは、残る施設はミーティングルームのない管理棟とテニスコート5面、そして駐車場だけとなります。また、サン・スポーツランドは現在、指定緊急避難場所及び指定避難場所にも指定されています。 本条例の根幹に関わる重大な提案とも考えますが、サン・スポーツランドくっちゃん施設の意義と今後の展望について伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員のサン・スポーツランドくっちゃん施設の意義と今後の展望について御答弁いたします。 サン・スポーツランドくっちゃんは、平成14年8月、当時の雇用・能力開発機構より取得し、町民及び本町を訪れる観光客に野外スポーツ活動の機会を提供すること及び観光振興を図ることを目的に、ひらふ地区に住む方々の交流の場として、また、多目的広場テニスコートは、地域の方はもとより、観光客の方々や合宿で来られる方々に利用されてきましたが、今回、2019年に日本で開催されるG20関係閣僚会議の開催地として誘致を表明させていただき、リゾート地として急成長する倶知安町を世界中に知ってもらい、観光地や投資先としての魅力を伝え、さらなる国際リゾート地としての魅力向上を図るため、主会場の条件を満たす会場確保のためサン・スポーツランドの敷地内に新たな会議場を建設することとし、議案第13号による設置管理条例の一部改正を上程したところでありますが、これまでの常任委員会や本会議においても、議員の皆様から既存施設の機能はどうするのか、再整備計画構想を含めた検討を求める御意見をいただいております。 会議場の建設に当たっては、事業計画区域をサン・スポーツランド敷地を全てにすることが適当であることから、昨日の経済建設常任委員会で議案第13号は撤回させていただきたいと御報告したところであります。 なお、サン・スポーツランドのこれまでの役割や機能がひらふ地区に必要であることは認識しておりますことから、他の町有地や周辺の土地利用も含めて検討してまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、サン・スポーツランドが担ってきた役割はひらふ地区には欠くことができないものであることは十分理解しておりますので、関係機関、団体と協議しながら必要な機能について確保してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 条例の一部改正の提案は撤回すると。今回のさまざまな議会の中からと言いますけれども、まだ私、この一般質問が終わってから総合的に判断していただければよかったと思っておりますので、まだ私一般質問を始めた入り口でありますので、その話も含めた中で、また再検討をお願いしたいと思います。 今、町長が言いましたように、サン・スポーツランドは平成14年、雇用・能力開発機構が持っている休憩所を10万円で売買契約を結んで町のものとなったという話は聞いておりますが、土地はもともと町有地であったということなので、売買契約はもともと成立していないということのようなので、その町有地の面積等は、私はまだ知る時間がありませんでした。 どっちにしても、3年前に条例を全部改正し、目的を明記し、そして指定管理者を町に改めた。そして昨年は、管理棟の事務所を役場観光課の事務所にしたといっても、実際問題、ミーティングルームというのは条例上はなくなっても、実際には残っているのですね。無料で貸し出していると、ホームページにもまだ残っていますので、実際は存在しているのです、ありがたいことに。ただ、条例との整合性はなくなってしまっています。 そこで、先ほどの質問と重複しますけれども、先ほどの質問で詳しくされなかったのですが、国の社会資本整備総合交付金を活用した事業の後期の事業、第1駐車場とサン・スポーツランドの再整備の計画であるとか、あと、交通ターミナルの関係、あと、ある程度の規模を有するホールなどについて検討中でやはりきちっと組織的に民主的に取り組みについてやっているというふうに聞いておりますが、その辺のところの今までの積み上げと今回の条例改正の提案と提案時期、それと内容について、整合性が図られているのかどうか、また連動したものか、そこのところをお聞きしたいなと思っています。 今までの積み上げを全てなくしてしまうのかどうか、はっきりしたお答えをいただきたいと思います。 そして、今年度もサン・スポーツランド臨時駐車場として実証実験を昨年に引き続き行っています。計画どおり行えるとは思うのですが、この2年間の実証実験を通して、次の駐車場ということについての方向性を見出すことができるのかについてもお聞きしたいなと思います。 さらには、防災拠点施設としてサン・スポーツランドというのは、指定緊急避難所、それと指定避難所、この二つを持ち合わせております。これを廃止する、またはつくるについては、町長に届けなければならない、当然ね。そして知事に通知しなければならない。そして、その旨を知事は内閣総理大臣に報告するという、そういう段階を経なければ、指定されないわけなのですけれども。 では、仮にサン・スポーツランド利活用とも思えるような方向の中で、緊急避難所ということを防災拠点施設として考えたときに、代替地というのは考えているのかどうかということであります。 あの地区には、もう一つ樺山小学校というのが存在するのですけれども、そこは避難場所を乗車集合場所には指定されておりません。実際そのような交流人口がふえる中で、そういう避難場所については拡大する必要はあっても、縮小したりするということは考えられないと思いますが、そういったところまで考えての考えでしょうか。そのところをお聞かせください。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の再質問にお答えをしたいというふうに思います。 1点目の社会資本整備交付金につきましては、後期の問題について、私も先ほど述べておりますけれども、前期申請するに当たって、後期という考えは国としては持っていないと。あくまでも前期の申請をして、その事業をすると。後期について引き続きできるかどうかについては、保証できませんというのは当時の国の考え方でございました。 よって、後期もあるのであれば、10年間の社会整備交付金で前期事業をやって、後期事業というのが認定されるものでありますけれども、認定はあくまでも前期のみという形で、後期については改めて要望して該当するかどうかということの御議論になろうかというふうに思っております。 町としては、当時、引き続き前期やって後期もというイメージで地域では話し合いをしてまとめてありますけれども、国の考え方としては、後期については改めて申請をして該当するかどうかについては十分経済比較効果も含めて判断が必要という形で、後期については全くそこは判断はしていないというところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 それから、臨時駐車場の関係でありますけれども、今、第1駐車場の検討もされておりますけれども、この臨時駐車場につきましては、道路に無断駐車をしていたり一時停止によって交通渋滞を招いているという状況が見られることから、従業員については、本来であればみずから事業所関係については従業員の駐車場を確保して対応するところでありますけれども、さまざまな要因のことから、町として今のサン・スポーツランドに臨時的に駐車してどのぐらいの希望されている、あるいは自分たちが本来しなければならないものがどんな感じなのかと。当初、昨年度は100台ぐらい見込んでおりましたけれども、四、五十台にとどまっていると。 これらについては、今後通勤関係もあるかと思いますけれども、公共のバスを利用したり、あるいは事業者として従業員を町から運んだりするなどしてスキー場エリアに駐車をしないような、そんな対応も含めて必要かなと思っています。この2年間の状況を見ながら、今後の駐車場についての事業所に対する、何社かであれば、少ない状況があれば、そういう事業者みずからが対応策を講じてもらうような施策も必要かなと思っております。実際の利用が、昨年度は事業所がそう多くなかったわけでありますので、それら含めて、今後、ほかの町の駐車場も踏まえながら、よりここについては検討が必要かというふうに思ってございます。 それから、防災拠点の関係でありますけれども、今後サン・スポーツランドに会議場ができることによって、そこを指定緊急避難所として取り扱いたいなというふうに思っております。これは今後公募の関係で会議場の後の利用について、そういう災害があったときの避難所として、今度、会議室として、今のサン・スポーツランドであれば、そう人数が入らない状況でありますけれども、会議場になれば、相当の人数を受け入れができますので、かなりの人数を収容することが可能となりますので、これについては公募のする段階で1項目防災拠点施設として、いざというときには御利用できるような体制をするということで、特に冬季間の中では屋外で待機ということになりませんので、それら含めると、この会議場は大きな施設になりますので、かなり受け入れ体制が可能だと思いますので、公募段階でもそれらを入れてまいりたいというふうに思っております。 当然、今のサン・スポーツランドが会議場に変わった場合については、変更の届け出をして、知事のほうにも届け出をしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) やっぱり基本的には、サン・スポーツランドの今後はどうあるべきかという論点に立った検討が必要だと思っています。 サンスポは、現在、今となってはといったら失礼なのですけれども、誕生のいわれからきて、現在、町の施設であるということから考えて、今となっては、場所も敷地面積においても、立地条件はひらふ高原地区の最大の中核的町有財産だと思っています。まさに中核施設があるべき場所なのかなと。そういった中に総合的に多角的に考えていかなければならないと、そう思っております。 そういった意味で、具体的に会場施設ありきでそうやって考えるのか、中核施設そのものがきちっとあるという前提で捉えて検討するかについては、全く考え方については本末転倒になる可能性もあります。今後の利活用と思われる計画推進は、スピード感はあっても拙速な対応であってはならないと思います。将来に禍根を残すことにもなりかねません。十分な検討は必要であります。 そういったことからも、まずは条例の一部改正は全部改正にもつながりかねず、時期尚早であると考えます。そういったことで、撤回するという話を最初にお聞かせいただきましたが、私の質問も含めた中で、再度質問についての答えをお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の再々質問にお答えしたいと思います。 冒頭、答弁の中で議案第13号の設置管理条例についての一部改正については撤回をして、全体の利用の中で検討をしていくという形の答弁をさせていただいたところでございます。 当然、今回、議員、あるいは委員会の中、本会議の皆さん方からさまざまな御意見をいただいた中での会議場での機能も含めて、十分それらを考慮した中での取り組みということで、撤回をして全体的に考えた中でのあり方を進めていくという方向にしておりますので、ぜひそれらも含めて、今後の総合的な利用についても判断して、公募に含めて整理をさせていただきたいと思いますので、この内容については、また経済建設常任委員会初め、委員会に報告しつつ方向性を出して、ふさわしい施設環境、あるいは観光客等の利用の向上となるように努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 続きまして、3件目の質問に入らせていただきます。 北海道新幹線トンネル工事にかかわる安全対策について質問いたします。 現在、掘削中の二ツ森トンネル鹿子地区工事及び2019年度から工事開始予定の羊蹄トンネル工事から、掘削予定の土壌の一部に環境基準を上回る有害な重金属が含まれていることが11月27日開催の特別委員会、今次定例議会の町長からの行政報告で明らかになりました。 これら環境対策が必要な土砂は、現在、最終処分地も処理方法も町としては未確認であり、仮置き場に一時運搬、保管されるとのことです。当初予定の残土運搬場所、運搬経路、運搬時期などの大きな変更が余儀なくされています。 こうした状況において、町及び事業者は、環境汚染安全対策及び交通安全対策として、さらに町民の不安を取り除くためのトンネル建設工事にかかわる逐次の広報活動が必要であると考えますが、町長にその見解を伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の北海道新幹線トンネル工事にかかわる安全対策についての御質問に対し御答弁いたします。 まず、二ツ森トンネルからは環境基準を超える自然由来の重金属等を含む土砂の存在が明らかとなり、その報告を受けたところである旨、本議会の冒頭で行政報告させていただきました。 対象となる要対策土については、一時保管場所への運搬に先立ち、鉄道・運輸機構、工事受注者が運搬経路を住民に向けて町内会回覧を利用した周知を行っております。 また、羊蹄トンネルについても、同様に環境基準を超える自然由来の重金属等を含む土砂の存在が明らかになっており、要対策土の発生が想定されますので、トンネル掘削前までに処分地及び処分方法について検討を終え、二ツ森トンネルの要対策土とあわせ、処分地周辺住民への説明が行われることとなっております。あわせて、町広報を活用して、町民に向けて周知を図ることも検討しているところです。 いずれにしましても、逐次の情報提供と十分な住民説明が行われるよう、引き続き鉄道・運輸機構に求めてまいりますので、皆様方の御理解と御協力をお願いいたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 再質問いたします。 今の行政報告に基づいて再度町長から説明がありましたが、その要対策土、基準を超える自然由来の重金属を含む土砂と書いてあります。では、一体どんな成分なのか、どんな物質なのかについてはあえて伏せているような感じもするのです。 まちづくり新幹線特別委員会でしたか、特別委員会にては、きちっと成分の名前もはっきりしています。これまで二ツ森トンネルの関係についても、暴露状態で酸化する物質、これは物質名は定かではないのですけれども、要対策土ではない物質だけれども、万全を期して仮置き場でモニタリングするという話でありました。 また新たに、環境基準を超える自然由来の重金属を含む土砂、これは特別委員会、または新聞報道でヒ素を含む要対策土というふうに言われています。 羊蹄トンネルについても、ヒ素と鉛であります。そういうことをあえて行政報告で名前を伏せているようにも見えるのですけれども、よからぬ心配をかけないがために成分の名前が、そういう危惧を先走りすることを避けてのことかどうかわかりませんけれども、事実に対してちょっと後ろ向きであるような気がします。 また、そういったことで、私もこれまで安全対策、環境について、また交通安全対策も含めて、何度か一般質問させていただきましたけれども、今回、私はフローチャートではないのですけれども、非常に発生、花園最終処分地ある中で、二ツ森トンネル、羊蹄トンネル、三つですよね。そして、四つ目に峠下の仮置き場、そして要対策土の最終処分地が、1ないし2ふえることになります。そうすると、5カ所か6カ所、その搬送経路がそれに伴って6から7カ所にふえるということなのです。わからなかったら、後でわかりやすい図がありますので示したいと思いますけれども。 こういったことについて、住民はわかっているのかどうかということですね。二ツ森トンネルで花園に向かって、端的に言えば、第一会館の前の通りにトラックが往来しますよということで、住民にも呼びかけたことでもあるのです。啓蒙活動を行ったところでもあるのですけれども、実はずっとそこは通らないで、峠の下のほうに向かっていたのですね。だから、住民にしてみれば「いやいや、トンネル工事いつ始まるのかね」という、そういう住民もいたことも事実なのです。 事実経過というのは、非常にスピード感がない。しかも、正確な情報かどうかもわからない。そして、事業体が説明しているのは、その経路だとか、そこに関わる町内会あたりに説明会を行っている程度であって、町民全体に知らしめていないという、そういったことから求めているところです。逐次ですから、毎月の町の広報は発行されるわけですから、その紙面を別に使わなくてもいいのです。折り込みが出ていますよね。あれで印刷すれば、そんなに経費もかからないし、それは私は事業体として、またはそれを預かる町の責任ではないのかなと。 そして、私たちは、やがてやってくる新幹線に対しての工事を心配しながら、温かく見守っていくと。そして、交通安全、環境安全に対してしっかり厳しい目で注視していくという、そういったものが必要でないかという、そういう提案なのです。 先日も、六郷町内会の回覧板が一昨日かに来まして、要対策土と。要対策土といっても、町民にわかる言葉ではないです。きちっとわかる言葉で広報活動を行うべきではないかという、そういう趣旨がありまして質問しましたけれども、そのところをもう一度聞かせてください。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 小川議員の再質問にお答えをしたいというふうに思います。 毎日掘削を、トンネル工事している中において、土も採取しながら、今後の先の見通しをしながら、土についてどういう状態になっているかということを踏まえまして、当初、スタート時点から重金属があれば、重金属が出た場合についての対応策については、花園ではなくて別なところで処分をしていくということを当初から話してございました。 当初、スタート時点では、そういうものが見られないという形できておりましたけれども、春から掘削して、間もなくしてpH値が非常に高い、置いておくと高くなるということで、それらの状態を確認するために峠下に一時置きまして、pHの流動がどういうふうに変化するかというところを調べて、それに伴って埋め立てするに当たっての基本方針が、基本的にはあったわけでありますが、改めてそれに基づいた処理を明確にした中で進めているという形で、その期間においては、花園から峠下に一時搬入してきたと。それについては、11月にそれらが解決したので、峠下から直接花園のほうに運搬しているという状況が一つございます。 また、その後におきまして、重金属の土砂が存在したと。二ツ森についてはヒ素と。羊蹄トンネルについては、今まだ掘っておりませんけれども、地質調査をした結果、ヒ素と鉛が出ていると。それは、環境基準を大幅に何十倍ではなくて、数%の国の基準値よりも0.0何ミリぐらい上回っているという状況で、ただし、基準を上回っているものについては花園には運ばないということにしておりますので、その土砂についての処理を今検討中でございます。 今現在、掘ったものについては、一時的に仮置き場がないと掘削も進まないということで峠下の一時仮置き場を利用して保管し、最終的な処分場については、数カ所、環境基準調査をして、そこに埋めることがふさわしいかどうかということが確定しないことには埋め立てができないということでございます。この場所で行いたいということが決まりましたら、当然、町のほうにも報告がありますし、町民への説明も行われる予定でございます。 この間の動きにおいて、変更した分については、町内会の回覧始め、町広報にも、6月のときにも峠下に移すことについてはチラシ折り込みを入れましたし、12月の広報にも峠下から通常どおり花園に入れさせていただくというものも広報に折り込みをしたところであります。なかなか広報等だけの周知ではわかりづらいという部分はありますけれども、また住民説明もよりきめ細かに、特に運搬経路のエリアの住民の方への説明はよりきめ細かにする必要があろうかと思いますので、鉄道・運輸機構並びに工事関係者に対しては、より一層住民への周知を図っていただくようお願いをして対応してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) よろしくお願いいたします。 最後に、4件目です。 悲願の町道西3丁目南通の移設についてです。 町内における北海道新幹線高架化の認可に伴い、第1倶登山橋を含む町道西3丁目南通の移設が実現するとのことです。 1973年架設の橋梁、第1倶登山橋と町道西3丁目南通は、供用開始から44年が経過したと聞いておりますが、当時と比べ、生活環境の変化に伴い交通量が大幅に増加し、西小の通学路にも指定されていながら、町の通学路合同点検で危険個所と判定されており、交通安全対策が喫緊の課題であったことから、悲願の移転の実現と理解しております。 一方、現町道は、道道蘭越ニセコ倶知安線、道道倶知安ニセコ線につながるバイパス道路としての役割は大きなものとなっており、北海道新幹線、高速道路インターチェンジ整備後には、さらに交通量が増加することは必至であります。 こうした安全・安心と高速、快適、便利などの相反した設置基準に合致した多角的な視点に立った道路設計が求められます。駅前から1.4キロほどある町道西3丁目南道路の移設について、全線移設であるのかどうかも含め、この事業に対する町長の意気込みについて伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の悲願の町道西3丁目南通の移設についての御質問に対し御答弁いたします。 第1倶登山橋を含む町道西3丁目南通の移設については、行政報告をさせていただいたとおり、北海道新幹線の建設に支障となることから、鉄道・運輸機構から業務を受託し移設に関する事業を町が実施することとして協議を進め、12月4日付で基本協定を結び、今年度中には移設に係る調査設計業務を発注する計画としているところです。 また、費用面については、車道部については鉄道・運輸機構、新たに新設する歩道部については町が負担しながら事業を進めることとしています。 設計に当たっては、各種法令の中で安全性、利便性、維持管理の面や経済性に配慮することは当然であると認識しております。 いずれにしましても、長年の懸案であった危険箇所の解消として絶好のチャンスであり、確実かつ速やかな完成を目指したいと考えておりますので、皆様方の御理解と御協力をお願いいたします。 以上であります。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 質問漏れがあります。1.4キロメートルの中の全面移設も含めてというふうに口頭では言いました。でも、当然その話があると思ったので。 では、再質問させていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 再質問の中に入れてください、今の話。 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 端的に言おうと思ったので、当然出てくると思ったのです。ちょっと長くなりますけれども。 私、表をつくらないとわからない人間なのですけれども、ゼンリンの地図つなげながら、駅前から道道蘭越ニセコ倶知安線に向かうところというのは1.4キロあるのですよね。これは私、スクーターであるとか徒歩であるとか、地図で全部拾ってみたりして計測したものでありますから、そういった中での私も視察をしながら、いろいろと一般質問ということで、極めて悲願のとあえて言う意味はそういうことなのです。私も求めていたことでありますので、体をもって体験したことも含めて悲願であるというふうに思っています。 その中で、1.4キロなのですけれども、特別委員会の中で出た地図には、どうやら私が勝手に想定しているのですけれども、新幹線の通るところに交差するものだから平行しなければならない部分というのは極めて限定的になっているのですよね。 言い方を変えると、西小学校のあたりから400メートルにするようなそういうことになっているのですけれども、全線やろうという考えに立っていただきたいと思いながら質問しているわけなのです。そのところはいかがでしょうか。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、小川議員の再質問にお答えをしたいというふうに思います。 今回の鉄道・運輸機構の新幹線の建設に伴う支障の部分につきましては、橋の部分がちょうど交差するということで、橋についての一定の区間だけについては車道の部分についてを切りかえするのだったら補償しますよと。だから、その前後について、例えば駅からのずっと道路整備であったり、かけかえした反対側の接続から道道蘭ニ倶線のところについては、それは町がやりなさいと。その補償はしませんということでございます。 よって、今回については、まず橋のかけかえの部分の対応について事業として、まずそこを優先的に補償の部分を取り進めるというところであります。 当然、この橋のかけかえによってより利便性がよくなると、交通量が駅に向かっての利用は間違いなくふえるということで、西小学校から駅のほうについては、細いのですけれども歩道はあるのですけれども狭い状況にありますし、西小学校から橋の部分についての補償をしない部分については、歩道がない。せっかく橋のところに歩道ができても、つながりが悪いと。それについては、西小学校のところまでは歩道をして整備を、町としてはまずつなぎはしたいなというふうに思っております。 今後、これらにつきましては、新幹線の駅周辺の整備、道路の環境の整備については、全体的にこれからの予算の中で当然そこのつなぎは交通量が多くなるのでしていかなければならないというふうに思いますので、十分それについては今の橋のかけかえ後も含めて新幹線までの開業前までには道路の改良対応策については十分視野に入れながら対応していかなければならないというふうに思っておりますので、これらについては、今後この橋が終わった後に、引き続き今から準備をして、どのぐらい費用がかかるのかというものも実際に組んでみないとあれなので、それらを踏まえて対応してまいりたいと思いますので、今はまず短期間の中で鉄道・運輸機構の支障部分に対する支援があるということも、見ていただけるということをまず最優先で進めさせていただきたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 小川不朽君。 ◆1番(小川不朽君) 特別委員会では、交差するに伴って鉄道・運輸機構のほうで面倒を見てくれるというような話なので、いい話だなと思って。ただ、安全対策としての歩道については、これは簡単に言えばオプションなので、町の持ち出しの部門ですよという話を聞いたところであります。 ただ、余り、事だけに議論を終始してしまうと、何か悲願ではなくなってしまう。中途半端な、ただ高速化に終わって、今後、禍根を残すような道路設計にならないかなということを思っているわけなのです。 先ほども言いましたように、1.4キロの間に、きっと当初は橋を直角にかけなければならないということであったかもしれないのですけれども、私の実測では、カーブは6カ所あるのですよね。そのうち橋のところには4カ所程度あるということで、それは是正されるということはいいことだなと思っております。 ただ、駅前通からの直線の道路というのは、道道蘭越ニセコ倶知安線の出口のところ、本当は直線で結べば結べるのだけれども、橋の関係があって結果的に6カ所のカーブをつくってしまったというふうに思えるわけなのですよね。当時の橋の技術だとか、お金の関係でそうせざるを得なかったのかもしれないけれども、現状には全く合わないということでの悲願の取り組みだと思っています。ただ安かろうで400メートル、450メートルの部分だけ直してしまったら、やはり直線では結べなくなってしまうのですよね。今度、橋の部分だけやりますよといって、橋もわずかにずれるのですよね。 しかも、私が危惧しているのは、ほぼ直線になったとしても、出口の道道と結ぶところというのはやはり2カ所のカーブがあって、そこは傾斜がついているのですよ。高速されればされるほどあそこは危険な状態になることは拍車をかけることは私は懸念しているところなのです。 そういったことも含めて安全・安心と快適である高速というのは、これは本当に相反した条件に加え、お金が安いほうがいいでつくってしまったら、禍根を残すことになりませんかということなので、十分な道路設計というのは、そういう意味なのです。 実際に、ちょっとくどくなります。本当は、これは短くするつもりだったのですけれども。 朝は児童生徒の登校になりますよね。そして、アパートラッシュですから、通勤にすごく使われているのです。何も児童生徒対策だけではないのです。昼間も非常に、買い物の関係でそこを往来しているのですよ。下校時はもちろんのことです。夕方になれば、通勤後のアパートに戻るひらふの方というのも、かなり多くやっているのですよ。 さらに、これは実態はわかりませんけれども、やはり夜間の飲酒撲滅運動にも大きくかかわってくるのではないかなと思っているわけですから、そういった相反した道路設計もしっかりやらないと、これは早ければいいという問題ではないし、今後早くにできたら今度、工事関係車両も往来することにつながりかねませんよね。 跨線橋が取り壊されて、あそこになると、ますます状況は変わってくると思いますので、そういったところをしっかりとした道路設計を行ってもらいたいなということをお願いした一般質問でありました。 再度伺います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 小川議員の再々質問でありますけれども、今後、道路設計の全体的な路線の状況も踏まえながら、橋のかけえかえの設計をしてまいりますので、十分それらも踏まえた線形改良、あるいは将来的なこともちょっと視野に、全体的なイメージを持った中で橋のかけかえの設計をさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) これにて小川不朽君の質問を終わります。 この際、暫時休憩をいたします。15分程度の休憩といたします。再開は10時55分といたします。     午前10時38分 休憩-----------------------------------     午前10時55分 再開 ○議長(鈴木保昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を議題として、前回の議事を継続いたします。 笠原啓仁君の発言を許します。 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) お疲れさまです。 ことし最後の一般質問になります。 そこで、議長に一言だけお願いがあります。きのうの質問、議長の会派の皆さんが質問に立つとき、エールを「頑張れ」とか、「元気よく、思い切り」とかと言ったのですが、きょう、私たちの会派には一言も、頑張れの一言ぐらい言っていただきたい。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原君、頑張れ。 ◆2番(笠原啓仁君) はい。ということで議長の頑張れのエールがありましたので元気が出て……。 それでは、まず最初に1点目の質問に入らせていただきます。 国際会議場の建設、町民合意が必要ですということでお尋ねをします。 まず、この質問に入る前に押さえておいていただきたい点をまず確認しておきたいと思います。 それは、初めて国際会議場建設の説明がありました11月24日と、それに続く30日の総務常任委員会、さらに、先日の議会初日における行政報告や関連議案に対する私の質疑や討論でもおわかりかと思いますが、私は今回の問題のきっかけとなりましたG20閣僚会議の誘致、それ自体に反対しているわけではないということです。 今回の問題は、先日も指摘したとおり、誰もが前提としていなかった国際会議場の建設が突如持ち上がったところに大きな問題があるということを押さえておいていただきたいと思います。G20誘致と会議場の建設の問題を一緒くたにして議論すると、私が問題だとする会議場建設の問題性が埋没するというか、矮小化されてしまいますので、まずは、会議場建設の問題をクローズアップさせて質問させていただきます。質問のタイトルをG20ではなく、国際会議場としたのは、そうした理由からであります。 それでは、質問に入らせていただきます。 先日の本会議で、G20の誘致に関する国際会議場、以下、会議場と略します。の関連予算が原案どおり可決されました。大変大きな事業であるにも関わらず、事案に対する審議時間が十分ではなく、まだまだ不明確な点が数多くあります。また、計画に対する町民合意も全くといっていいほどできていません。 そこで、改めて以下の点についてお尋ねをしますので、正確に御説明ください。 (1)会議場の建設決定までの経緯等について。 1点目、そもそも町長御自身がG20を誘致しようと意識したのはいつですか。 2点目、先日の行政報告の質疑に対し、町長は、「政府関係者からG20誘致にぜひ手を挙げてくれと言われた。挙げてくれということは、挙げなかったらもう知らないよということですので」と答弁しました。もう知らないよとの言葉に町長はそんたくしたのだと思いますが、そこで、具体的にいつ、誰から手を挙げてくれと言われたのでしょうか。 3点目です。誘致を表明した9月15日の段階では、今ある施設の有効活用によりとの考えだったことに間違いはありませんでしょうか。 4点目、行政報告では、9月21日に北海道知事に協力をお願いしてきたとあります。その段階でも、今ある施設の有効活用によりとの考えに変わりはありませんでしたでしょうか。それとも、新たに会議場を建設しますと知事に話したのでしょうか。 5点目、国際会議場が必要だ、今ある施設では対応できないと認識したのは、いつでしょうか。また、認識したきっかけは、何ですか。 6点目、町長が担当課である観光課の職員に対し、会議場建設に向けた準備を指示したのはいつですか。 7点目、庁内の幹部会議で会議場の建設計画を協議したのは、いつですか。また、その際、幹部の皆さんからはどのような意見が出されましたか。ここで私、幹部会議という表現をしておりますが、庁内における管理職の皆さんによる会議の正式な呼び方がわかりませんでしたので、幹部会議と表現させていただきました。 8点目、辞職した窪田前副町長は、今回の計画に対しどのような考えと意見を持っていたのでしょうか。 (2)議会対応等についてお尋ねをいたします。 1点目、G20の誘致を正式に表明したのが9月15日です。9月定例議会の最終日はその前日の14日でした。常識的に考えれば、議会最終日の時点で既に誘致の考えはあったはずです。なぜ、所管の経済建設常任委員会に報告ないし相談をしなかったのでしょうか。 2点目、正式表明から11月24日開催の総務常任委員会経済建設常任委員会までの約2カ月間、誘致に関する話しは一切ありませんでした。少なくとも所管委員会への簡単な状況報告ないし経過報告くらいはできたはずです。なぜ、しなかったのでしょうか。 3点目、町長は、9月15日の正式表明以降、同月21日の知事要請を含め、議長と情報を共有しながら誘致活動を共にしてきたと思います。会議場建設の考えを議長に伝えたのはいつですか。 4点目、11月13日に、国に公募申請書を出したとのことです。その申請書には、メイン会場は新たに建設する国際会議場(2019年2月完成)において開催との記述があります。会議場をめぐる関連予算の議決どころか、誘致に関する議会への報告すらない中で、このような行為は、議会無視と受け取られても仕方ありません。町長、どうお考えでしょうか。 私は、この議場での私の発言で、議会無視ですとか議会軽視という言葉はできるだけ使わないようにしています。私、嫌いな言葉ですので使ってきませんでしたが、今回の問題については、あえて議会無視という言葉を使わざるを得ませんでした。それだけ町長の行動が目に余るものがあったということで、こういう表現を今回使わせていただきます。 G20の国への申請書、これですね。これに書いてあります。これについてお答えください。 それでは(3)、町民合意等についてであります。 国際会議場の建設計画は、多くの町民にとって寝耳に水の話です。寝耳に水の話ならまだしも、その話すら知らない町民もいると思います。大きな事業を進める上で、町民合意の必要性については、日ごろから町長御自身が口にしている言葉です。しかし、今回の会議場の問題については、町民合意がほぼ皆無です。 そこで、以下の点について御説明ください。 1点目、国への申請書には、町の広報による周知等を図りとあります。9月の誘致表明からきょう現在までの町広報で、いつ、誘致に関する周知が行われましたか。 つい先日も、12月広報が配布をされましたが、そこにもなかったような記憶がありますが、いつ、広報によって周知したのか。 2点目、同申請書、つまり国へ出した申請書ですね。この申請書では、町民のホスピタリティの充実を強調しています。私、英語苦手なのですが、調べましたら、ホスピタリティ、おもてなしという意味なのでしょうかね。誘致計画への合意があって初めて、町民のホスピタリティは発揮されます。周知すら行き届いていない中で、どのようにホスピタリティの充実を図っていきますか。 3点目、同申請書では、10月11日に行った各事業者との意見交換会の様子が写真入りで紹介されています。この意見交換会では、会議場建設に関する話はありましたか。 4点目、ことしのまちづくり懇談会の資料では、G20に関し、「今ある施設の有効活用により、世界へのアピール、経済効果の恩恵は大きい」との表記があります。まちづくり懇談会開催の期間中に、会議場建設に向けた準備をしていたにもかかわらず、そのことには一切触れていません。なぜ、資料には、「今ある施設の有効活用により」と書いてありますが、実は新たに会議場を建設する予定ですとの訂正ないしは説明を町民の皆さんにしなかったのでしょうか。 今言いました、まちづくり懇談会で提示されました資料、抜粋です。ここにG20の関係が4行ほど記載されています。その中の1行「有効活用により」というふうに書いてあります。 5点目です。町広報12月号、つい先日配布されました。この12月号では、まちづくり懇談会のページで、町長の次のようなコメントが記載されています。「今回のまちづくり懇談会では、皆さんの関心のありそうな事柄について情報共有しておくべき事業として、お金のかかるものや町民の生活にかかわるもの、また町の未来に向けたものに絞って概要の説明をしました」。 町長、国際会議場建設計画は、ここで町長が言う情報共有しておくべき事業、お金のかかるもの、あるいは町民生活にかかわるもの、町の未来に向けたものには該当しないのでしょうか。 6点目、12月4日の本会議で、町長は「今後、町民に対し丁寧な説明をしていく」と述べました。説明が丁寧であっても、それは事後報告にしか過ぎません。その事後報告に多くの町民が納得しない場合でも、会議場の建設を進めますか。 以上、1点目の質問ですが、質問項目が数多くありますので、御答弁につきましては、できるだけゆっくりしていただきたい。答弁は、スピード感を持たなくて結構ですので、ゆっくりお答えいただければというふうに思います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。頑張ってください。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の一般質問の国際会議場の建設、町民合意が必要ですに答弁申し上げます。 まず1点目の会議場の建設決定までの経緯等について答弁申し上げます。 私自身が関係閣僚会議の誘致を意識したのは、非公式で訪問の政府関係者が8月13日にひらふエリアの視察にいらした際、7月に開催されたG20首脳会合で、2019年の日本開催が決定されたこともあり、すばらしい環境と海外富裕層向けのコンドミニアムを活用した中での関係閣僚会議の誘致を検討してはどうかという御助言をいただいたところであります。 9月16日の北海道新聞に、G20閣僚会合、倶知安町誘致へという記事が掲載されましたが、この時点では既存施設の活用を基本に考えておりました。また、9月21日、知事を訪問した際にも、同様の考えで協力要請をしてまいりました。 9月27日付で外務省から施設等の条件等が示されましたので、10月11日には宿泊事業者や管理会社の方々にお集まりいただき、部屋数や広さなどの調査協力をお願いしたところですが、調査結果を見ますと、会議場として使用可能なスペースの確保が困難なことから、主会場が必要であると総合的に判断したところです。これを踏まえ、観光課に対し、会議場建設に向けた指示をいたしました。 役場の課長職に対しては、9月19日の課長会議で、G20閣僚会議の誘致について本町が表明したことを説明し、11月13日の課長会議では会議場の建設について説明をしたところです。 その際に出された意見は、将来的な財政負担が見込まれる中で今回の会議場建設に伴う財政負担への懸念や建設スケジュールへの懸念の声もあったと記憶しております。 窪田副町長には、進捗や私の考えについて都度報告をしておりましたが、個人的にどのような考えを持っていたかについてはわかりかねますが、本件に関する最終的な判断について一任されたことは記憶しております。 次に、2点目の議会対応等について答弁申し上げます。 G20閣僚会議の誘致を表明するに当たり、北海道新聞の取材を受けたのが9月15日の夕方でした。 いつ表明するかについては、道内の他の自治体の動きもありましたので、先に表明しても雲をつかむ話でもあり、ある程度固めてから発表したいという考えから、十分に精査をして、関係機関と事前に協議し、9月16日の新聞掲載となり、9月22日の経済建設常任委員会で報告させていただいたところでありますが、公募要件を踏まえ、ホテル等の広さなどの情報を取りまとめた後、報告させていただく予定でいたところであります。新たに会議場の建設の必要性が出てきたこともあり、議長へあらかじめ御報告し、議員の皆様へは11月14日の説明となりました。 今回、会議場建設の決定に至る経過につきましては、議会を軽視したものではございません。日々変わる時代の中で、特にひらふ地区における変化は激しく、千載一遇チャンスをどう生かすかについて、さまざまな場面で瞬時の判断が必要な状況もあり、本町のさらなる発展のために総合的に判断したところであります。 次に、3点目の町民合意等について御答弁申し上げます。 町広報での周知は、会議場の建設について議会の承認を得た後、行ってまいりたいと考えておりました。 町民のホスピタリティについては、正式に開催地として決定されれば、関係機関、団体で組織する協議会を設立するとともに、庁舎内に運営本部を立ち上げ、各部会で取り組みを検討し、町民挙げてのおもてなしの体制を整えつつ、機運の醸成づくりに取り組んでまいりたいと思います。 また、10月11日に開催した宿泊事業者や管理事業者との意見交換の場では、会議場建設の話はなく、ホテル等の各部屋数、広さなど、詳細なデータが必要となることを説明し、協力依頼をしたところです。 今年度のまちづくり懇談会は、10月20日から11月6日までの10カ所で開催いたしました。前段で、私のほうから、今、町が進めている主要な事業について説明をさせていただきました。G20閣僚会議の誘致について既存の施設を活用した中で取り進めてまいりたいと説明させていただきましたが、会議場の建設については、この時点で議会への説明もしていなかったことから、公表は控えさせていただきました。 会議場の建設は、お金のかかるもの、町民生活にかかわるもの、町の未来に向けたもの、全てに当たるものだということは十分認識しておりますことから、今後、役場新庁舎の建設位置に関する町民向けの報告を考えておりますので、あわせて早急に説明会を開催し、説明責任を果たしたいと思います。 いずれにいたしましても、今回の千載一遇のチャンスをいかに町の未来につなげていくかという点においては、瞬時の判断が必要でありました。町の未来を総合的に考えた政治的な判断でありましたことを御理解いただきたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 私、ゆっくり一つ一つ、(1)の①はこうです、②はこうです、こうですというふうにお答えいただけるものと準備していたのですが、一くくりにしてだっと今読み上げられたものですから、何を再質問していいのか、全く捉え切れていません。それが答弁術というものなのかもしれませんが、一つ一つやっぱりやっていきます。 番号を順立て言っていきます。 (1)の①、政府関係者ということですけれども、具体的にどこの政府関係者だったのでしょうか。もう一度、聞き漏らしたかもしれませんので。 (1)の③、ここでは、15日の段階では全く既存の施設で対応できると、対応したいというふうな考えを今明言されましたので、ここは間違いありませんね。もう一度お願いいたします。ここは大事ですからね。 (1)の④、21日に知事、議長とお二人で行かれたときには、ここでもまだ既存の施設でやるという考えだったというふうに先ほど言っていたと思いますが、もう一度確認をお願いいたします。 (1)の⑤、会議場が必要だと認識したのが、ちょっとその時期、具体的な時期がいつだったのか。何をきっかけにしたのか、はっきり聞き取れませんでしたので、もう一度お願いいたします。 それからもう一回、(1)の⑥、11月24日に初めて総務委員会で、これらの一連の資料、このほかにもいろいろなPPP方式の説明ですとか、国際会議場のこれまでの経過ですとか、いろいろたくさん資料が配付されたのですが、それ自体が大変な仕事だったろうな、1週間や2週間でできるような仕事ではないだろうなということは、大分以前から観光課の担当の職員の皆さんは一生懸命やられていたのだなというふうな印象を受けたのですが、町長が今の既存の施設では対応できないと国際会議場の建設が必要だ、そのためにはどういう方法がいいだろうかということで、その調査、研究、あるいは準備を具体的にいつされたのか、もう一度お願いいたします。 それから、(1)の⑦で、最初の段階では、9月13日でしたか、管理職会議で誘致をしたいのだという話をした際には、まだ町長の頭の中にも、それから管理職の皆さんの共通した認識としても、新たに国際会議場をつくるという認識は全くなかったと。そういうことでいいですね。最初の誘致を管理職の皆さんに話したときには、町長の口からは会議場をつくるのだという話はなかったと。 そういった共通の認識を持ちながら、いつ町長がやっぱり既存の施設は対応できないと、私としては国際会議場をつくりたいということを初めて管理職の皆さんにお話をしたのはいつのことだったのか。そこをもう一度お願いいたします。 辞職した窪田副町長は、個人的なことなので何を考えていたかわからないということですが、それは私もわかりません。わかりませんので、質問の仕方を変えますが、町長は窪田前副町長がどう考えていたか。どう想像されますか。ちょっと町長の想像力を働かせて、聞かせていただければと。 本当にあれですかね、やめたほうがいいですとか、これは見直すべきだという具体的な提言といいますか、意見は前副町長のほうから町長にはなかったのかどうかですね。さまざまな会議の場でですよ。それは後で直接窪田前副町長に聞けばわかるのかもしれませんが、今はもうここにいませんので、町長に聞くしかないのですが、お二人での会議、あるいは管理職会議の中で、この計画は見直すべきだというような趣旨の発言があったのかどうか。そこを事実関係として御説明ください。 それから、(2)の議会対応なのですけれども、私も、議会無視だとは言っていないのですよね。議会無視と思われても仕方のない町長の対応ではないですかというふうに言っているのですね。 常識的に、9月14日が最終日ですよ。その段階で、次の日に新聞発表するということを決められた。そうすると、15日朝、目が覚めて、誘致発表だと思ったわけではないでしょう、少なくとも。それは、何でしたか、政府関係者に手を挙げてみませんか、挙げるべきですという助言をいただいて、それから9月14日というのは1カ月あるのですよ。その中で、これは詳細はわからないけれども、とりあえず誘致の手を挙げようという思いは、9月議会開会している最中に、少なからず私は持っていたと思います。14日に議会が終わって、その翌日に議会を飛び越えて道新発表になると。 町長、今回の定例議会でも、町長の最後の言葉はこういう言葉なのですよね。「今後、議会の皆さん、あるいは委員会にその都度きちんと情報を報告していきたい」というのが町長の口癖なのです。ところが、少なくとも定例議会をやっている最中に幾らでも常任委員会を開けるのですから、開会中は。経済委員長にお願いして、委員会開いていただけませんかと。実はあす、こういう新聞発表をしたいのだけれども、どうでしょうかとか、そのぐらいあっても。私は常識的に考えて、町長の日ごろからのきちんと報告します、きちんと報告しますという口癖からすれば、常識的に考えて当然やるべきだったことではないでしょうか。 それでも議会無視では全然ないのだと。そこに私、何か意図的なものが感じるのですよね。今、こんな段階で議会の皆さんにこんな情報を提供したら、せっかくの私のいい千載一遇のチャンスに浮かび上がったいいアイデアがつぶされてしまう可能性があるので、これは全部国に申請した後に報告したほうがいいなという何か。わかりませんよ、そういう意図を私はどうも感じたので、ここ、ちょっと先ほど何かよくわからない答弁だったので、もう一度お願いしたいと思います。 そして、(2)の②、2カ月間ありました9月15日の正式表明から11月24日までの総務委員会。9月22日に経済委員会で表明したと言いましたよね。9月22日には一回経済委員会の際に実はこういうふうに手を挙げることを決めましたという報告があったと思いますが、それからでも2カ月間あるわけですよ。11月24日の経済委員会まで、あるいは総務委員会まで。この中でどんどんどんどん準備を進めていっているわけでしょう。しかも、具体的な方式、PPP方式ですか、それから行政財産であるサン・スポーツランドを普通財産に切りかえる手続ですとか、もろもろの準備、これは大変なことですよ。大きな大きな。それを一言も両委員会、両委員会とは言いません、少なくとも所管の経済委員会に、こんな準備を、こんな作業をしていますとあってもよかったのではないですか。 ほかの問題でこんなようなやり方をしたら、本当にみんな怒りますよ。何もそんな委員会で聞いてないぞ。いつ決めたんだ、そんなこと。わかるでしょう。私が言っていること。そういうことなのです。ここが不思議なのです。これだけ大事のことを進めていって、2カ月間、関係する委員会に一言も説明がなかった。 これはどういう理由なのか、もう一度、町長、明解にお答えください。 それから(2)の④、私、11月24日に初めてこの資料を見せられました。それが、こういう計画書を考えていますという程度のものかと思いました。きのう、国に正式に申請しました。出した後に、その翌日の総務委員会で、総務委員会の皆さんよろしくお願いします的な、普通、これだけのものを国に正式に申請する際に、事前の相談、あるいは報告くらいあってもいいのではないでしょうかね。 しかも、目を疑ったのが、さっきも言いましたように、メイン会場は新たに建設する国際会議場、地図入れで丁寧に、ここです、やります。関連予算も通っていない、さらにこの計画自体の話もない、その中で国に正式に出しました。 これを言葉で、こういう町長の対応を表現するとすれば、私が嫌いな言葉ですけれども、議会無視と受け取られても仕方がないのではないですかと、私はさっき聞いたのです。 町長、この一連の流れ、議会対応について御自身おかしいと思いませんか。 いいえ、全然おかしくないのだと、こんなことしょっちゅうあるのだよ。これからも、時代は流れているのだ。どんどんどんどん時代は変化しているのだ。これからも議会の皆さん、どんどんこういうことやりますからね、覚悟しておいてくださいよというふうに思われているのかね。 この対応、御自身でどう思われますか。そこをもう一度お聞きします。 それから(3)、町民合意等についてですね。 町長、町長は、就任当初から一番強調されていた言葉が、町民目線で仕事をするのだということでしたよね。私、その言葉を踏まえるのでしたら、せめて、先ほども言いましたけれども、ちょうどタイミングよく10月20日からですか、11月6日ぐらいまでの間にまちづくり懇談会が開かれている。そこで、そのときは既に少なくともまちづくり懇談会最終日の11月6日の段階では、既にこの作業を担当課ではやっていたわけでしょう一生懸命、少なくとも。そうしたら、まちづくり懇談会をやっている最中に、実は既存の施設を有効に対応しますという記載を資料ではしていますけれども、実は新たに会議場を今建てることを準備していますと。そのくらいの町民の皆さんに説明をすることがそれこそ丁寧な対応、町民目線の対応だと私は思うのですが、それをなぜしなかったのか。計画がまだ確定していないので、皆さんには正確なことをお教えはできませんが、少なくともこういう準備をさせていただいています的なことぐらいは言っておくべきではなかったのですか。 論語の言葉に、「由らしむべし、知らしむべからず」という言葉がありますけれども、そんなことを今町民の耳に入れたらね、とんでもない反対の声上がるから、なるべく、なるべく、聞かせない、聞かせないという意図を私は町長の対応を見ていると感じざるを得ない。そういうことをどう思われるのか、そこをもう一度お聞かせください。 それから(3)の③、写真入りで紹介されています。10月11日の段階では、一切会議場の話は出なかったということですけれども、10月11日の段階でもたくさん集まっていただいた方々、大きなスクリーンが後ろにあってやっていますけれども、この中でも町長の口からは、皆さん、サン・スポーツランドの土地に新たに、つまり既存の施設ではどうも国際会議には対応できない。したがいまして、外務省の基準も来てそれを見たら新たな会議場をつくらなければいけないのですけれども、皆さん、サン・スポーツランドのあたりで今考えていますけれども的な御報告といいますか、それも一切町長の口からはなかったのでしょうか。そこをもう一度お願いします。 先ほどに答弁では、宿泊施設の収容数だけの話に限定していたということなのですが、私は、ちょっと一言くらいあったのではないかなと思うのですが、そこをもう一度正確にお願いいたします。 それから、先ほども言いましたとおり、町広報、少なくとも12月号、ついこの間の12月号ですよ。しかも、11月13日にこれを国に正式に提出したということですから、12月1日号の広報に何とか頑張れば、国に正式申請くらいの記事、そんな何行も書く必要ないですけれども、計画の概要くらいは広報で載せれたのではないか。いつも皆さんやるように、広報本体の記事に間に合わない場合は、よく織り込みチラシとかつくるでしょう。A4一枚でも、国際会議場、これを出しましたくらいの。そういうことだって考えられたはずですけれども、12月の町広報でさえ一切ない。これは、やはり私、何かそこに意図するものを感じるわけです。「由らしむべし、知らしむべからず」。 ○議長(鈴木保昭君) 要点を……。 ◆2番(笠原啓仁君) そうですね。先ほどゆっくりやってもいいけれども端的にと言われて、そうです。 ということで、なぜ広報にくらい一言、二言、書かなかったのか、そこをもう一度お願いします。 それから、町長、最後(3)の町民合意の⑥、今後、丁寧な説明をするという町長のお話なのですが、私、この間、我が町で大きな事業が続いています。給食センターの問題、それから統合保育所の問題、それから役場庁舎、いろいろあるのですけれども、私はその都度定例議会で町長にお話ししてきたことがあります。 それは、大きな事業ほど町民への説明は事後報告ではだめですよと。計画の段階から、こういう構想があるのですけれども、町民の皆さんいかがでしょうかと。その声を聞いて具体的な計画をつくるべきだということを何度もその大きな事業があるたびに町長に言ってきたはずです。アンケート調査をとるなり、意向調査するなり、事後報告ではなく事前の意向調査確認が必要ですと。 私、今回の問題でいえば、はっきり言って、完全にこれから説明するというのは、もう事後報告そのものでしょう。議会も関連予算議決してしまった。したがいまして、先ほども言いましたように、どんなに丁寧な説明をしたとしても、それは事後報告で、町民の皆さんはこれは後戻りできません。何だかんだ言うのはわかりますけれども、「これを御理解ください」、こういう説明になると思うのですね。 それで、どういう説明をこれからされるかわかりませんが、一つ、町長にこれだけは言っておきたいことがあります。丁寧な説明ですからね。 きのうでしたか、門田議員とのやりとりを聞いていました。門田議員の質問に対して町長は答弁していたのですが、話の流れで、中核施設と国際会議場の比較の段階になったのですね。そうしたら、こういうふうに言っていたのですね。「中核施設は儲けを生み出さない施設ですが、会議場のほうは利用率を上げることでどんどん利益を生む施設となり得ます」という趣旨の答弁です。 町長、いつから中核施設と会議場を儲けというてんびんにかけて比較することになったのでしょうか。そもそも、両者の機能とか役割、それは目的は全く違うものでしょう。儲けとか経済効果というてんびんにかけて会議場のほうが儲ける、天秤にかけたらこっちに軍配が上がっているに決まっているでしょう。会議場のほうが儲かるから、今回こちらを選んだというたぐいの話では全くないはずです。 そこで、両施設建設に至る詳しい経緯を知らない町民が、そういう儲け話を基準とした話をされると、同じお金がかかるのだったら、儲けを生み出す施設のほうがいいよねと思いかねないでしょう。 したがいまして、会議場に関しても誤解を招くような答弁を町民に対してはくれぐれもしないでいただきたい。どういう説明をこれからされるかわかりませんが。 それから、もう一つ、「会議場の稼働率が上がれば雇用もふえて、税収もふえて、ふえた税収分を福祉や他の分野にお金を回すことができる。とにかく経済の好循環を会議場建設によってつくっていくことが必要だ」と町長はきのうの答弁で言ったのですよね。 町長、その理論、私、どこかで聞いたことあるなと思ったら、アベノミクスで経済の好循環、それで儲かったお金は他の分野に入れます。町長、どこで習ってきた理論かわかりませんけれども、そのようなつけ焼き刃的理論で町民に安易な期待を持たせることだけは厳に慎んでいただきたいというふうに思います。税収が上がれば、町長、ちゃんと町民にも伝えてくださいよ。税収が上がれば、交付税も減らされるでしょう。 それから、利益の分を他の分野に回すということは、単純に町長の説明でもありましたけれども、五、六千万円の純粋なお金が丸々出費として出るわけですよ。支出として。つまり、それ以上の利益がないと他の分野にはそのお金を回せないでしょう。こんな五、六千万円を優に上回るような利益を出して、それを他の分野に回せるなどという夢のような話としか私には、きのう聞いていて、すごい理論、夢のような話だなというふうに思ったのですが、ちゃんと交付税も減らされるという、だから私はそんな安易な話ではないというふうに思いますので、きちっとそこを町民に誤解を招かないような説明をしていただきたい。 あたかも会議場が我が町の経済活性化の切り札的な存在のように町長おっしゃいますけれども、もしそれが、町長、長年、町長御自身が抱いていた持論であるならば、そもそも何年もかけてきた中核施設をやらないで、最初から国際会議場の計画を打ち上げればよかったではないですか。こちらのほうが我が町の経済効果にはいいのだということを長年持論で抱いていたのだったら、中核施設をこんな苦労してやる必要なかったでしょう。そこを何かきのうの答弁を聞いていましたら、ぱんぱんぱんぱんとおっしゃっていましたけれども、町民に誤解のなきよう正確な説明をしていただきたいというふうに思います。 再質問を終わります。 ○議長(鈴木保昭君) この際、暫時休憩いたします。13時30分より再開いたします。     午前11時45分 休憩-----------------------------------     午後1時32分 再開 ○議長(鈴木保昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 町長の答弁からお願いいたします。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の再質問に対してお答えします。 1回目の答弁とも重複する分については割愛させていただきますけれども、まず、一つ目の会議場決定までの経緯等の中での御質問でございますけれども、一つ目の政府関係者、これについては最初の答弁で言っておりますとおり、非公式の訪問の中でのお話しということであります。後でも御説明しますけれども、相手方といろいろな水面下での協議もあり、公表すべきこと、できないこと、あるいは他都市でも公募している関係上、それらも配慮した中での発言、内容については、しっかり注意してくれという中で来ているということをまず知っていただきたいというふうに思います。 9月15日の問題で、事前に把握していたのではないかという話でありましたけれども、当初の話では、非公式で政府関係者、その後も何回か町の概要、ひらふの状況について資料を提供してくれという形で、その後において、高野副町長、私で資料をつくって、今ひらふのエリアがどうなっているかという状況については送り込んでいろいろ見ていただいたところでもございます。 その中で、まだ、政府としても指名方式をとるのか公募するのか、未定であると。これが明らかになったらお知らせしますというのが9月15日でございました。そのときに公募というふうになりましたので、手を挙げることについては、報道、いろいろなところから北海道内でも出るだろうから早目に出して意思表示することがふさわしいのではないかというアドバイスをいただいたので、急遽、議長にも報告をいたしまして、報道発表になったと。前の日の9月14日の議会最終日までについては、どのような状況になるかというのは全く不明確で15日に御連絡があったので、そう対応したということでございます。 議長には、各議員のほうにはこういう報道が出るということに対して電話で周知をお願いして、議長からも御案内が行ったのではないかなというふうに思っております。 いずれにいたしましても、前々からというのではなくて、たまたま15日にお電話をいただいて公募方式をとると、そして手を挙げるのであれば報道にすべきだということを踏まえて、報道発表をさせていただいたところであります。 21日には、当初この間の動きに対して、副知事に状況報告含めてどんな動きかということを内々で知っていただこうと思っていたところでありますけれども、新聞報道もあったという形で、これは正式に要望活動をしなければならないという形で副知事に当初予定をしておりましたけれども、知事がお会いするということでありましたので、知事に直接要望書を出して対応したところでございます。 また、会議場の決定についてでありますけれども、10月11日、地域からのさまざまな資料の提供を求めて精査をして、10月20日、この間に提出を求めておりましたけれども、地域の方も全てが上がってきてた中で10月末ごろまで整理をして、その後、政府関係者とも実情や話をして、会議場がやっぱり不足しているということも含めてお話をした中で、最終的に11日に会議場が必要だということを、これは内部の3役含めて副町長2名含めて観光課も入れて協議をした中で、そういう方向づけをさせていただいたところであります。 観光課の指示は、11日に出して、13日の、2日前でありますけれども、指示を出して会議場の分についてを作成をお願いしたところでございます。 必要な公募関係につきましては、9月27日以降、必要な町の概要だとかいろいろな書類については順次して、穴埋めをしながら準備を整えてきて、11月13日に出したと。 なお、11月13日提出の前に課長会議を開いて会議場の設置が必要だということを含めて説明をした中で、13日の課長会議が終わった後に提出をさせていただいたとところであります。 また、そのときに議長のほうにも報告をして、こういう状況なので提出をするという形で、ただ議員の皆さんに説明が間に合わないということで、翌日緊急に議員の皆さんにお集まりをいただいて、提出したことについての御説明をさせていただいたということでございます。 そういう面で、経過的にはそういう状況になっているということを御理解をいただきたいと思います。 それから、副町長につきましては、先ほど1回目で答弁したとおり、途中で何回も打ち合わせした中で最終的に私に一任して進めろという決定をした中で進めておりますので、御理解をいただきたいと思います。 それから、議会への対応ですけれども、先ほど同様に私は意図的に全くしておりません。必要な情報、それから政府からの公表すべき内容を十分言葉の表現も含めて精査した中で発言するようにと言われておりましたので、それらも整理しながらできるだけお話を議会のほうにもさせていただいて今日来てございますので、ぜひそれについては御理解をいただきたいというふうに思います。 それから、町民の合意でありますけれども、まちづくり懇談会の中では、11月6日段階でもまだ最終的に会議場決定は決めてございません。11月11日が最終の判断をさせていただいた日というふうに思っております。 これについても、さまざまな中では、不確定要素を混乱に示してはいけないということでの発言の中で整理をし、議会にも報告した中で精査が必要という形で町民のまちづくり懇談会では発言を控えさせていただいたところでもございます。 町広報につきましては、この間の議会への説明、いろいろ含めて12月の広報に間に合わないということで、1月の広報にはしっかり載せさせていただきたいというふうに思っております。 最後に、この大きな事業、事前にもっともっと早くすること、一般的に大きな事務事業についてはできるだけ予定を立てて事務事業に合わせたアンケートをとったり、さまざまな要因もありますけれども、さまざまなスピードをもってやる事業については全てがそれにかなうわけでもございません。 よって、それらも含めてあるときにはスピードがあり過ぎてなかなか説明が不足する部分があるかと思いますけれども、それらについては今後においてできるだけそういう事業をやらなければならないときにはやることも含めて、今後町民にも御理解や御説明をしっかりしていかなければならないし、今回のこの問題については、この会議後、役場庁舎の問題、大きなプロジェクトもありますので、あわせて説明をして御理解、あるいは一緒になってG20を盛り上げていくよう取り組んでまいりたいというふうに思います。 このG20の誘致をすることで、町民が何が一番大きく御理解いただいたかというのは、倶知安町という名前が今までにニセコに負けていたという部分では、倶知安という名前が国内、あるいは世界に発信されることで倶知安という言葉が改めて浮き彫りにされたことが、非常に取り組みを御理解のお話の中では町民からも多く聞こえております。 町の名前も含めて、やはりこの町が今一生懸命発展していることへのアピールをもっとやるべきだという声も非常に聞かれておりますので、今回のG20において会議場というハード面の部分で財政的な負担もありますけれども、やはりいろいろな啓発活動、世界へのアピール、そういう情報の発信についてはこれはメディアも含めてお金に換算できないほどの広報が発信されるということでありますので、しっかりとそれらも含めて取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 午前中の再質問、物すごく時間を費やしてしまって大変申しわけなく思っているのですが、先ほども言いましたけれども、項目ごとに(1)の①はこうです、②はこうです、③はこうですという形で答弁もらえると思っていたのですね。ところが一括した答弁だったものですから、私の質問のどれに対するどの答弁だったのかというのが全く拾い切れなかったです。それで、もしそれが整理できていたら、私も、こことここは必要ないから再質問しないというふうになるのですけれども、全くチェックができなかったものですから、先ほどのようにもう一回一つ一つ繰り返して再質問したということなのです。 今の答弁を聞きましたら、とても言葉がすごい力強い。しかし、私、何を言っているのかよく理解できなかった。言葉にすごい力がこもっているのですけれども、決意はわかるのですけれども。 そこで、もう一つ一つ質問するわけにいきませんので、三、四点ほど最後に確認だけさせていただきます。 僕、番号で言いますよ。(1)の⑤、国際会議場が必要だというふうに、当初、町長は9月15日の段階では既存の施設で対応するのだという意識を持っていたのですが、ところが途中で会議場が必要だという認識に変わった。それがいつですかというところで、今の御答弁では10月11日ということで間違いないですか。10月11日に会議場をつくるのだと決定したのが11月11日で、認識し始めたのがその一月ほど前の10月11日ということではないのですか。 そうしたら、逆に言うと、国に申請書を出した、先ほどの立派な資料、13日。11日に決定をして観光課の職員に、国に出すもろもろの資料全てつくれと。2日間でできたということでよろしいのでしょうか。決定の指示を観光課に出して、町長が11日に決定したと。したがって、13日が公募の締め切りなので観光課の諸君にもろもろの提出資料、それから議会説明用の資料、2日間でつくれというふうに観光課に指示したということですね。 そうではなくて、こういうことではないですか。事前の準備を観光課にしていて、資料をある程度つくらせておいたのではないですか。そのつくらせる指示をするためには、町長、既存の施設ではちょっと難しいなという認識は、11月11日にぱっと思って、2日間でつくれ、はいできました、町長、はい申請しますというふうには、私はならないと思うのですが、ここの経緯をもう一度確認させてください。 それと町長、最後に(3)の⑥なのですけれども、これから議会終了後、直ちに町民説明をするということなのですが、私、ここにも書きましたけれども、結局、丁寧な町民説明だとしても、事後報告でしかないのですね。この事後報告にきちっといい面もあるかもしれない、悪い面はこういうことだという丁寧な説明、正確な説明をして、その事後報告に対して町民の多くが、やっぱりそれ見直したほうがいいのではないの、立ちどまった方がいいのではないのというような声が賛成する声よりも圧倒的に多かったという場合でも、町長はこの事業をお進めになるのか。そこを確認したいのですけれども。 私は、もしそういう声、見直したほうがいい、立ちどまったほうがいいという町民の声が多かったとしたら、ここはG20をやめるということではなくて、やめれなんて言いませんけれども、国に出した申請の勇気ある修正、あるいは勇気ある訂正をやるべきではないかと。G20は誘致しますけれども、かくかくしかじか、こういう事情がありまして、会議場をつくると言った当初の計画をこういうふうに修正させていただきますという勇気ある国への修正、申し入れ、町民の声が本当に多かったらそのくらいやったほうがいいと私は思います。 それで、もし「倶知安町は何を言っているの、そんな修正するのだったら、あんたのところにはもう行きませんよ、おたくさんのところにはもう誘致の可能性はありません」と言われたら、もうそれはそれでいいではないですか。仕方ないですもの、町民の声ですから。 そこで、こういうふうになりましたと。こういうふうに結果的にだめになったけれども、町民の皆さんと一緒になってこれからも倶知安町を頑張っていきたい、名前を売っていきたい、違う方法を模索して倶知安町の名前を売っていきたいと。皆さん協力してくれませんかというふうに町長が呼びかけたら、私はそっちのほうに町民は納得してくれるというふうに思いますよ。 したがって、G20から撤退する必要はないのですけれども、計画の修正、あるいは見直しを国に再度やってみるということをやってみてもいいのではないかというふうに思います。勇気ある修正ね、勇気ある訂正。やってみてもいいのではないですか。町民の合意が得られませんでしたと。 それと、これは最後の再々質問になりますけれども、なぜ、今回の国際会議場をめぐる質問を見ておわかりかと思いますけれども、本当にこの会議場に賛成をしていらっしゃる議員の皆さんからすると、何て笠原って後ろ向きの、いつこうなったのだ、誰とそうしたのだ、なぜそう思ったのだという、そういう過去を振り返った後ろ向きの質問ばっかりしているのかなというふうに思われるかもしれませんが、なぜこういう形の質問をしているかというと、今回の問題を本当にちゃんと順序立ててきちっとやってきた事実経過や事実関係を明らかにしていくと、いかに町長の町政運営に当たる姿勢に問題があるのかということをはっきりさせたいという意味が、この質問にはあるのです。 私、一つ一つ振り返っていって、町長の判断は正しいのだ、全く問題ないのだというふうに思われた方は少ないというふうに思いますよ。 それともう一つは、先ほども(2)議会対応のところで言いましたけれども、本当にこのような対応をほかの問題でやっていったら、通常はこういう形ではすんなり議会は通りません。 思い出していただきたいのですが、給食センターの問題も、ちょっと経費が増嵩したと、お金がかかると。それはかかり過ぎだからといって予算凍結されて、ストップしたのです事業が、議会で。それで去年、町長、あなたが提案した中核施設が修正されたでしょう。あれは、当初の計画よりちょっと計画が変更した、その計画変更は誰も聞いていないではないか。そんなこと議会に提案してだめではないか。なぜもっと事前の説明とか、事前の相談しなかったのだということが理由で当初予算を修正されたでしょう。半年近く延ばされた。 そのときに、私は町長を結果として擁護する立場で形で原案に賛成の討論をしましたよね。なぜあのとき賛成の討論をしたかというと、町長がみずからの意思で編成した最初の新年度予算が去年の当初予算だったのですよ。その出鼻をくじかれるような修正を出されて、これから先、町長の町政運営に支障を来すのはやはりまずいのだという立場で私はあえて町長の側に立った賛成討論したわけなのです。 ですから、町長、私は本当はここにいる議会の皆さんもこういうやり方は本当はだめだよなということを皆さんにも本当に共通の認識として持っていただきたいというふうな形で、余り生産性のない過去を振り返る質問をしてきたわけです。 町長、今言ったように、もう一度勇気ある見直しを含めて、立ちどまって考え直す、そういう気持ちはないのかどうか含めて再々質問に対する答弁をお願いいたします。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の再々質問、3点ほどあったかと思いますけれども。 1点目につきましては、当然9月27日公募が出されたわけでありますから、それに向けてのいろいろな資料を集めたり、整理するための準備は始まってございます。しかも10月11日ですか、ひらふの宿泊事業者、管理会社に集まっていただき、各施設の部屋数や広さの調査のために御協力をいただきたいということで、できれば建物の図面もいただきたいということをお願いして、準備をして10月20日頃までに提出をという形の締め切りをしておりましたけれども、なかなか提出も遅れたりなんかしまして、10月末ごろまで作業がかかってございます。 また、それらの整理をした段階で、政府関係者とも協議をして、施設の実態や詳細の状況を踏まえて会議場が不足しているということから、それらについての精査を含めて内部協議もして、11日に最終的に決定をして、そこの部分の主会場の部分についてだけ整理を空白にしておりましたので、それを整理した中で13日に課長会議に諮って提出をしたということで、そういう流れであるということは先ほども説明したとおりでありますので、そういうことでございます。 また、住民への説明につきましては、しっかりと行ってまいりたいというふうに思いますし、それについて悪かったらどうするのだということでありますけれども、議会でもこれらについての決定もさせていただいたところでありますので、それらも踏まえながらしっかりと倶知安町の今後の発展のために取り組んでまいりたいということをお伝えさせていただきたいというふうに思います。 最後に、さまざまな事務手続、この問題については、私もこんないろいろさまざまな状況に観光中核施設の不落もあり、こういう問題が起きたということも重々承知していますし、今後ともそれらがないようにしっかりと今のこの地域の状況も見きわめながら工事設計や、あるいはいろいろな事業の進捗については、慎重かつスピードを持ってさまざまなことに取りかかってまいりたいと思いますので、御理解をよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 次に移ってください。 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) それでは、2点目の質問に移ります。 ひらふ観光中核施設、中止すべきではありません。 多くの時間とお金を費やしてきたひらふ地区観光中核施設の建設が、G20に関する国際会議場の建設計画のあおりを受け中止となりました。私は、やめるべきは中核施設ではなく、国際会議場と考えています。 これは、議会初日の修正動議に対する賛成討論でもお話をしてきましたが、私はそういう考えです。 そこで、以下の点についてお答えください。 1点目、11月30日の総務常任委員会で町長は「地元の関係者の皆さんの話を聞いたら、中核施設よりも会議場のほうがいいという意見が多かった」と述べました。いつ、誰との話し合いでそのような意見が出されたのでしょうか。 2点目、中核施設建設中止に伴って、「損失額」というふうに表現させていただきましたが、は幾らになりますか。 いろいろな数字が示されていますが、今後要する費用も含めて、正確な金額をお示しください。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の質問のひらふ観光中核施設、中止すべきではありませんの問いに答弁いたします。 1点目の中核施設よりも会議場のほうがいいという意見でございますが、ひらふ地域において、今何が必要なのか、何が経済的にいいのかということを判断すると、まず第一義的には、会議場が必要であります。この数年の流れの中で、ひらふ地域にはさまざまな施設の建設が進み、観光案内よりも会議場の整備を優先してほしいという声は年々高まってきております。 今回のG20関係閣僚会議の誘致を進める中で、会議場の建設が地域にとっても経済的な波及効果が期待できると総合的に判断したところであり、また、地域の宿泊事業者の方々からも同様の多くの御意見をいただいたところです。 2点目の中核施設建設中止に伴う損失額は幾らかとの御質問ですが、平成26年度から平成29年度までの社会資本整備計画事業では、道路改良工事、案内サイン、街路灯整備、中核施設建設等全てを合わせた事業執行済額は1億4,084万2,800円です。これに対する交付金受領済額は3,991万6,000円となっています。 笠原議員の御質問の中の損失額という言葉は、町といたしましては中核施設に関する事業以外については全ての事業が完了し、十分な効果を発揮していることから、町にとっての損失とはなっていないと理解しております。 よって、直接の損失額とは観光中核施設建設に係る費用である施設整備調査業務、基本設計業務、敷地現況測量業務、地質調査業務、実施設計業務の5業務合わせて4,394万5,200円が実損失額に該当すると考えております。 また、今後、国に対し返還金が発生してくるものと想定しているところでございますが、返還金額は最初に申し上げました整備計画全体での交付金受領済額3,991万6,000円と、さらにその金額に対し平成26年度からの交付金に対し利子分が発生する予定と聞いておりますので、現段階においての金額は合計しますと4,000万円強となることが予想されます。 以上、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) まず2点目、損失額というのは正確な言葉ではないにせよ、全くそれが初日の議会で水泡に帰するということで、要するに無駄になってしまうということですよね。それが国への返還金合わせて8,000万円くらいになると、この間、町が使ったお金も含めて二つ合わせると4,394万円と国へ返す利子も含めた返還金が約4,000万円、8,000万円ちょっとというぐらいになりますね。それでよろしいですか。 それと、1点目の11月30日に開いた総務委員会で、町長は突然中核施設を正式にやめますということを表明したのですよね。それで、そのときの説明の中で、11月24日の委員会にはどちらもやると言っていたにもかかわらず、わずか6日間でやらない。どうしたのですかといったら、地元の皆さんの話を聞いたら、中核よりも会議場のほうがいいという意見が多かった。この11月24日と11月30日の間に地元の皆さんの声を聞いたという事実はあるのでしょうか。ここをもう一度。あったとすれば、どういう形で、地元の皆さんの声を聞いたのか。30日の総務委員会ではそういうふうな答えを述べられておりましたので、この6日間にどういう形の会合があったのか、聞かせてください。 それと、町長、損失額に関係して、国からの交付金ですよね。国からの交付金ということは、当然事業を進めるに当たって、道とも連携しながら常に緊密な連携をとりながら事業を進めていると思うのですよね。突然、やめますと言ったときに、道や国との信頼関係といいますか、今回の問題に限らずほかの仕事をやる上でもどういうふうな形になるでしょうかね。 町長は、例えばG20に正式に手を挙げて申し込みした。しかし、もう手を挙げた以上国との関係もあるし、道の協力要請もしているから、後戻りはできないのだというふうに国際会議場のほうでは道や国との関係を物すごく気にされていますけれども、今回中核施設を中止にすることによる道や国との関係は一体どのような、信頼関係といいますか、どういうふうに町長は考えていらっしゃるのか、町長の認識をお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の再質問にお答えしたいというふうに思います。 1点目の損失額という部分については、事業が推進してそれなりに十分発揮しておりますので、補助金返還になりますと単独費になったというふうに捉えていただきたいなというふうに思っております。 また、2点目の総務委員会での30日に表明をしておりますけれども、24日にも総務委員会と経済建設常任委員会をしてございます。経済建設常任委員会の中においても、両方を建てることについては、財政的負担を含めて取捨選択も含めた判断をすべきではないかという声もございました。 また、観光中核施設も2回の不落含めて地域の人方も非常に心配して、どうなるのかということと、そこまで金かけるのかという声も聞かれて、それは前々から2回の不落の状況ですごい心配しておりました。 そして、G20の会議場を11日に向けて事前に地域の主たる人方にもどうするかということもお話しした中では、会議場のほうがいいですよねと、地域にとって今求められるとすれば、どちらかとするとそのほうが望ましいのかもしれないよねという声も出ておりました。 それら含めて30日の判断の中では財政的な負担、そして取捨選択という言葉もあった中での町の持ち出しをできるだけ軽減もし、経済的やいろいろな地域の今後の発展も踏まえると、中核施設を中止せざるを得ないと。そして、会議場のほうについては進めるという対応をとらせていただいたということですので、御理解のほどお願いをいたしたいと思います。 また、国の交付金、これらについての経過については、G20はG20の取り組みの推進の関係でありますし、観光中核施設については2回の不落、そして工事費が相当上乗せをしなければならないと。既に9月にも5,000万円の上乗せをした中で不落という状況も踏まえますと、これをそれなりに進めるというのも含めて、町としての判断もさせていただくということも説明をしながら御理解をいただくよう、これについては私からもしっかりと説明し、今後の他の事業に支障がないようにお願いもしながらしっかり説明をして対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 私は、先ほど1件目の質問のときも言いましたけれども、去年の当初予算、私の原案に対する討論、町長覚えていらっしゃいますか。これは私も賛成をした責任ある者の一人として、これはやはり最後まできちっと賛成した形になるように見届ける私には責任があるのです。 この間、町長2年有余にわたる中核施設の議場での御自身の答弁をもう一度よく振り返って確認をしていただきたいと私は改めて思うのです。あれだけ皆さんから反対を修正動議を提出された皆さんからいろいろな意味でいろいろな形で批判されましたよね。でも、町長御自身は何とかこれは地域の要望もあり、これまでの長年にわたる計画もあり、構想もありということで完成させたいのだ、実現させたいのだ、そういう思いでやってきたわけでしょう。 それがいとも簡単にやめますと言われると、私は何のために町長に体までは張ってはいなかったけれども、大変なエネルギーを使って賛成をしてきたのだろうかな。町長の決意というのは、その程度のものだったのかなというふうに、私自身賛成討論した者として何となく情けなくなってきてしまっているのですね。 町長、国際会議場の話が出てこなければ、これは2回の不落はあったにせよ、予定価格を少し見直すだとか、それから入札の方法を変えるとか、指名競争から一般競争にかえるとか、もっと地域を広げて入札を行うだとか、いろいろなことの手だてをして私は中核施設をやっていったと思いますよ。これは完全に国際会議場のあおりを受けて中止することになった、全く悲劇の施設ですよね。 いろいろ理由はおっしゃっていますよ。いろいろなことを考えたら、財政的にも難しいのでどうのこうの言っていますけれども、私は明解な理由は国際会議場が出てきたから、そのあおりを受けて中止になったと、そう思わざるを得ません。それにしても余りにもやめますという言葉が、私には軽過ぎで、私自身何となく情けなくなってきているのですけれども、もうこの中止の考えは変わりませんか。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の再々質問にお答えをいたします。 私も観光中核施設で、この間の長い経過の中で地域と議論してきた中について、できるものであれば建てていきたいという思いもございました。 しかし、今回の2回の不落、それから広げて一般指名競争入札も含めて、大きな道内の企業あちこちに図ったところでありますけれども、どこも対応はできないという内容も入ってきました。そうした中で、もう一度設計の見直し、そして工事の発注となると、膨大な費用はさらに必要額がかかるということでございますので、しかも来年度中にはできないということも踏まえますと、これらについて会議場をつくるつくらないにかかわらず、観光中核施設についての考えを変更してやりますといったときに、議会の承認を得られるか。 当初、私、6億円ぐらいで建てたいと。その中で、できるだけ公共の施設についてはコンパクトで余りお金をかけないでやろうというところに、これ以上かけていいのかというところは大きな問題になるのではないかと。そうなると、それは反対に業者が決まったとしても契約締結の段階で否決されるというのも、こんなに金使ってまでやるのですかということになりかねないと。ほかの、今の統合保育所、給食センターとは全く違う案件でありますので、それらを踏まえると、いま一度やめる勇気、非常に苦慮している私自身の判断としても、この中核の問題については、やめざるを得ないというふうに今の段階では凍結とさせていただいたところでありますので、十分御理解のほどよろしくお願いをいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) それでは、町長と中核施設に関しては二人三脚で頑張ってきたつもりですけれども、道半ばで、目標を達成できず残念です。 次、行きます。 町民要望、町長の英断で実現をということでお尋ねをします。 町長は、先日の総務常任委員会で、G20誘致に関する国際会議場の建設決定を英断と自ら述べました。余り自分の口から英断というのは使わないのですけれども、そういうふうに会議録を見ましたら書いてありましたね。 私に直接寄せられるものも含めて、実現されていない町民要望は数多くあります。十数億円とも言われる今回の国際会議場の建設を決定したように、切実な町民要望も町長の英断で実現すべきではないかと思いまして、今回の質問をさせていただきました。 町長、以下の町民要望にどのような英断を下しますか。 1番目、福祉ハイヤーチケットの配付増。 これは質問通告に書いていないですけれども、仮に今1人当たり5枚ふやしたらいかほどになるか、概算でわかれば。 2番目、今冬季での福祉灯油の実施。 今、灯油少し高いですよね。高どまりというか、何が理由かわかりませんが高くなっていますので、福祉灯油、ことしは町長の英断でやりますと言うと、少し国際会議場に対する反論も和らぐかもしれません。 3番目、間口除雪の実施。 これは、原田議員や作井議員からもよく出されている要望ですよね。お年寄りにとって切実ですね。 4番目、町営プールの全面改修。 私、初日の教育行政執行方針でも教育長に伺いましたけれども、大変な今状態になっていて、天井のさびがぼろぼろ落ちてきているみたいですものね。それが子どもさんたちの頭にぶつかったりして危ないです。 5番目、公民館のエレベーター設置。 これは木村さんが言っていましたね。さらに坂井さんもかつて何回か言っています。 それから6番目、公衆浴場の整備。 これは議会で、議会報告会でかなり出るのですね、この要望が。ここにいらっしゃる議員の皆さんも、ひしひしとその声はわかっていると思うのですが、これをどうしますかね。 それから7番目、図書館の建設。 私自身もこれは本当に必要だなと思う施設です。これは結構多いですよ、町民要望ね。 それから8番目、高齢者向け住宅の建設。 私もこの場で何度か言っていますし、さらに町長御自身の公約でもありますから、公約を実現するには残りの期間もあとそんな長いわけではありませんのでどうするか。ここはひとつ英断をもって解決してくださいますよう求めます。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の御質問の町民要望についてで御答弁をいたします。 まず1点目の福祉ハイヤーチケットの配付増についてですが、福祉はイヤーは、自家用車等みずから交通手段を持たない70歳以上の高齢者世帯に対して、ハイヤーまたは路線バスを利用する場合の費用の一部を助成するもので、平成4年から実施しており、平成15年度までは1世帯年間30枚、平成16年度から平成19年度までは1世帯20枚を交付しています。しかしながら、夫婦世帯も独居世帯も同じ枚数であることや利用する距離数の差、所得制限がなく一律の交付では不公平感が生じていることから、平成20年度より支給要件の見直し等を行い、現在の支給制度となっています。また、ここ数年来、ハイヤーを呼んでもなかなか配車されない、特に冬季間は長時間待たされる状況が見受けられます。 福祉ハイヤーを初めとする高齢者の移動、交通手段の確保については、従前の方法では限界があるものと感じており、現在のシステムにとらわれず、新たな交通施策を研究しており、関係機関と連携を図りながら検討を進めているところですので、チケット配付増につきましては、今のところ据え置く考えですので、御理解いただきたいと思います。 2点目の今冬季の福祉灯油の実施についてですが、過去の議会答弁で申し上げてきているところですが、冬季生活の支援費助成事業、いわゆる福祉灯油につきましては、継続的な燃料の高どまりが住民生活に著しい影響を及ぼすという観点から、高齢者、障害者及び母子世帯に対し、採暖等にかかる冬季の生活に必要な費用の一部を助成し、生活費の負担軽減を図ることを目的とし、その年の灯油価格が1リットル当たり100円程度と推移した場合に実施しております。過去の実施状況においては、平成19年度、平成20年度、平成24年から26年度に実施しております。 現在、町内での灯油配達価格帯につきましては、税込みで85円から89円程度となっており、値上がり傾向にありますので、今後、状況を注視しながら検討してまいります。 3点目の間口除雪の実施についてですが、現在、担当課で調査検討を進めているところですが、先般、民生委員へ依頼しておりました除雪ヘルパー派遣事業利用者の住宅の特定及び間口除雪を業者に依頼しているかなどの情報について、皆様から回答をいただいたところです。 今後は、実際に住宅の間口状況などの確認を行い、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。 4点目の町営プールの全面改修についてですが、昭和56年に設置され36年が経過している町営プールは、老朽化や塩素などによるさびにより傷みがかなり進んでいる状態となっているのは承知しております。 これまでに内部鉄骨の塗装や水槽剥離の部分修繕などのほか、主な部分改修として、平成7年に屋根の改修、採暖室、シャワー室、便所の床、壁、天井の全面改修、平成16年には、プールサイド、床改修工事として人工芝から防滑性ビニールシートへの取りかえ、ステンレス製排水溝の新設、平成25年に暖房用ボイラー等の更新工事、プール底面の防水塗装の部分補修、昨年度は暖房配管修繕工事などの部分改修を実施してまいりました。 御質問の全面改修はとのことですが、建物の経過年数等を考慮しますと、建てかえも選択肢として考えられるところですが、他の老朽化施設の兼ね合いも考慮した中で、今後の施設の維持について教育委員会と十分協議してまいりたいと考えております。 5点目の公民館のエレベーター設置についてですが、公民館を利用する多くの方々から設置を望む声があることは承知していますが、これまでもお答えしていますとおり、工事費等を勘案しますと、現在の財政事情からはすぐには厳しいところですが、補助メニューや財政的に有利な手法を模索しながら、引き続き、設置に向けた検討を続けてまいりたいと考えております。 6点目の公衆浴場の整備についてですが、まず本町内の公衆浴場、中でも料金統制を受ける、いわゆる銭湯については、平成26年9月末に唯一の銭湯が廃業となった後、御自宅にお風呂がない皆様の入浴場所を確保し、公衆衛生の維持向上の一助とすることを目的として、同年10月から倶知安町老人デイサービスセンターの浴場を利用して、週3日、月、水、金の午後3時から8時まで有料で開放し、入浴機会の確保を図っております。 これまでの議会の一般質問においても御答弁してきたところですが、利用者に対する過去2回行った調査結果において、1に全体評価として、満足が34%、普通59%となり、満足できない点はあるものの、現状を受け入れる、受け入れざるを得ないといった利用者の評価があったこと、また、具体的に市街地に最も近い温泉施設に入浴場所を変更し、銭湯料金と同じ大人440円とした場合の利用意向をお尋ねしたところ、利用すると答えた人は交通手段があれば利用するを合わせて22%にとどまり、70%の人が今のままでよいとの結果だったことを踏まえ、当面現在の施設を維持管理しながら継続利用していくことにより、入浴機会を確保してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。 7点目の図書館の建設についてですが、各施設単体での検討ではなく、2030年度新幹線倶知安駅や高速道路倶知安インターチェンジの開業を大きな転換期として捉え、新しい時代を迎える倶知安町全体のデザインをしっかり描いていく中で協議していくことが重要であると考えます。 来年度以降本格化する第6次総合計画の策定や社会教育地域行政計画、また、中心市街地活性化に向けた取り組みなどの方向性を見定めることで町の未来図における公共施設のあり方が見えてくると思いますので、しかるべき時期に判断したいと考えております。 最後に、8点目の高齢者向け住宅の建設についてですが、現在、民間による高齢者専用賃貸住宅の建設を支援する地域有料賃貸住宅制度の創設に向けて検討、準備を進めているところですので、御理解ください。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 町長、今回なぜこういう質問をしたか、大体私の意図をお汲み取っていただいていると思うのですが、一方で、町長のある意味独断で、毎年五、六千万円のリース料を払う、20年間、大きな国際会議場をぽんとつくります。 ここに今質問で上げた、今回わずか8項目ですけれども、本当はまだまだいっぱいあるのですよ。いっぱいあるのですけれども、主立ったもの8項目。こちらの要望は、従来から、何年も前から、長年やってくれ、やってくれ、やってくれと、本当に具体的に上がっている町民の要望。これには英断がない、町長の。 これこそ、まさに国際会議場に比べたら、金額的な面から見ても、ささやかな問題ばっかりでしょう。それを内部で検討した結果、内部で検討した結果、今いろいろな難しさがある。国際会議場では内部で検討しないけれども、俺の判断で5,000万円やるのだ。町政運営に当たる町長の対応はおかしいのではないか、その意味で今回こういう質問をさせていただいたのです。町長の英断つながりで、もしかしたらこれもやってくれるのかなと思ったら、そこはなかなか難しい答弁でしたね。 それで、ここに今回上げたのは8項目の町民要望なのですね。お気づきかと思いますが、8項目のうち3項目は教育長所管の町民要望なのです。したがって、通常こういう質問を出す場合は、答弁を求める者、町長、教育長というふうになるのですが、今回あえて教育長を書いていません。なぜでしょうか。 それは、そちらに振っても、こちらと十分協議してという答弁になるでしょう。結局、最終的にお金の出どころであるこちらの判断になります。そちらに行ってからこちらに行っての判断になるので、そちらに行ってそちらに行って答えが出るのであれば、最初からこっちに行ったほうが手っ取り早いことになりますよね。ですからあえて今回は教育長の答弁を求めなかったのです。結局そうでしょう。私も、町長のように中間の手続を省いて、スピード感ある質問を今回してみたわけです。町長、そういうことなのです。 それと、私、町民要望、お金かかる問題ばっかりなのですけれども、ちょっと気になるのはこういうことなのです。 町長、11月30日の総務委員会で、国際会議場の建設した後、リースで借りる5,000万円か6,000万円、これどうですかといったら、財政的に長期的にどうなりますかといったら、起債しないから公債費比率には影響ない。しかし、毎年毎年、少なく見積もって5,000万円から6,000万円、丸々お金が出るわけです。単年度予算から、一般財源から。それは何で出すのですかと聞いたら、物件費として出すと。どこから捻出するのですかといったら、投資的経費から捻出しますという説明、この資料だったですね。投資的経費から捻出するということは、捻出する分どこかから5,000万円入ってくるわけではなくて、ほかの投資的経費を削って5,000万円を用意するということでしょう。 そういうことをやったとしたら、今言った町民要望、プール直してくださいだとか、エレベーターつくってくださいだとか、図書館つくってくださいという、まさに投資的経費でしょう。これが削られて、今後、国際会議場のリース代が毎年毎年使われていくということになるのです。 したがって、私今質問した町民要望、長年長年上がってきている町民要望は、さらに今後はその実現が厳しくなっていくのではないかということを非常に危惧しております。そうでしょう。そういうことになります。私の認識、間違っていますでしょうか。 そこをもし何かありましたらお答えいただきたい。町民要望を、英断をもってまずやっていただきたい。そこをもう一度。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) 笠原議員の再質問にお答えをいたします。 さまざまな町民要望につきましては、課題もあるということも十分承知をしております。やれることについては、これまで手を加えられていなかったことについて少しずつ改善しながら前に進んでいるところでもございます。 今後の政策の中で、1点目の福祉ハイヤー関係につきましては、今後の地域の公共交通関係も含めて、じゃがりん号、あるいは郊外の取り組みなどもいろいろさまざま検討中でありますので、総合的な研究、対応含めてチケットの配付については検討してまいりたいということでございます。 福祉灯油につきましては、今、100円前後、過去にもそういう状況で、今100円近くになるのではないかということも危惧されております。十分それらも踏まえて過去の実績も踏まえて、ちょっと100円以下であっても出した記憶があるわけでありますけれども、それについてはこの制度に乗っかってすべきことはやるというふうにしておりますので、100円立っているのに支給しないということを私は何も言っておりませんので、すべき基準、それを満たす場合については、これはちゃんと支給すると。これは私の公約のなかにもうたっております。しっかりそれについてはやるべきことは私はしたいというふうに思います。 これからのいろいろな政策の中で、今後、新幹線まちづくりの中でも、例えば公衆浴場、図書館、絵本館、まちなか広場の中で、一緒に交流する場の中に盛り込めないかと、そういう発想をもっと地域の中で、これからの検討の中でどこに建てるかも含めて、今ちょうど今後の動きの中でどういうところにしたらいいのかと。 今の既存施設では、ああいう高さの公民館であれば3階でなくて、もっと1階にする場所で、なかなか今、公民館はないと。何かいい方法ないのかと。既存の今の建物の中に間借りしてオープンさせることはできないかというのも頭の中にもあったりはします。 さまざまなことをやはり費用をかからないでうまくできないか、あるいは今後総合的なまちなかの整備の中に盛り込めないだろうかということも、それは行政がしなくて、民間の力もかりつつ何かうまい方法はないのかということも、さまざまな検討の中で進めることによって、もしかしたらその中に盛り込むことができるかもしれない。今まさしくそれらについての検討がされているということでありますので、今ここで建てますと言っても、どこに建てるのという問題も出てくると思います。そこの整合性を図りながら、できることは一緒に総合的に複合的な施設でできるのであれば、その方向もありだというふうに思っています。 今、ここではすぐに決めることはできませんけれども、そういう視野に立って物事をぜひ進めてまいりたいというふうに思っています。ぜひこれについては御理解をいただきたいというふうに思います。 また、会議場については、新たな財源確保に向けて、宿泊税の導入も含めて、観光関連については、そういう施策としての一つの会議場の負担についても回すこともできるだろうし、できるだけ、町の町民の福祉向上のために使う金は福祉向上のために金を使えるように、観光関連については観光の宿泊税等で使うという手法もあると思います。 今後、宿泊税の関係についても、観光税の宿泊税の導入について、そこら辺の議論は今後も深まるものと思っておりますので、それら含めて、今後も財政的な運営については、さまざまな観点から新たな財源の獲得も含めて検討して、よりよい財政運営に心がけてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 町長、町民要望、ばんと大きなものを建てるのもいいですけれども、切実な要望、町民目線に立ってやってください。 これで、この質問を終わります。 それでは4番目、副町長辞職、町長はどう認識していますか。 特別職である副町長の就任に当たっては、町長には任命の、議会には同意(議決)の責任があります。2年9カ月にわたって町長を支えてきた窪田前副町長が、この12月2日をもって辞職しました。副町長2名体制という町長の公約がやっと実現して、まだ半年しか経っていない中での辞職でした。 私は、多くの役場職員や町民の方から辞職を惜しむ声を聞きました。「何でやめたの」「もったいない」とか、いろいろな声を聞きました。任命に同意した私自身も、本当に貴重な惜しい人材を失ったと思っております。 町長にとって、役場職員時代の先輩でもあった窪田前副町長は、本当に力強く頼りがいのある存在であったに違いありません。 辞職に至った背景や理由などを含めて、今回の事態を町長はどのように認識していますか。 先ほどの答弁で、個人のことですのでわからない的な答弁があったのですけれども、町長自身はどう受けとめているか、認識しているか、お答えいただきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の副町長辞職、町長はどう認識していますかの質問にお答えいたします。 このたび窪田前副町長が退任されましたが、かつては役場職員時代の先輩でもあり、さまざまなことをお教えいただきました。特に、副町長になってからの2年9カ月間、町の行財政を踏まえ数々の住民要望や政策課題についてどう対処していくか。また、町の大型公共事業のある中、確実な行政実務に努め、職員の指導に積極的に当たっていただきました。 今さら私が申し上げるまでもなく、人格、識見については誰もが認めるところであり、まことの人格者であり、地方行政の生き字引というべき人でありました。 昭和48年4月に入庁し、各部署を歩き、平成11年に総務部企画振興課長、平成17年に農林課長、平成21年に住宅都市課長、平成23年経済部長、平成24年に教育長、平成27年から副町長として私を支え、通算44年と8カ月間にわたって本町の政策に多大な貢献を残されました。 特に、企画振興時代には、まちづくりの推進に大きく関与し、卓越たる手腕と豊富な識見をもって町の発展を築き、その中にあっても教育や福祉向上のためさまざまな工夫で町政発展のため功績を残されており、言葉に言い尽くせないものがあり、職員一同ただただ感謝申し上げるほかありません。 このたび、突然、一身上の都合により辞職願が出され、健康に不安があるとのことで私を支えるエネルギーそのものを失ったということで退任されました。健康上の理由以上のことは語っておりませんで、心の内ははかることができません。私としては、まだまだ町行政発展のために御尽力いただけるものと思っていましたが、残念でなりません。本当に長い間お疲れさまでしたと申し上げるしかございません。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 町長、経歴を紹介されていましたが、これから就任されるのかなという、就任に当たっての紹介みたいだったですけれども、僕もまだ議員をやって18年しかたっていませんから、行政に携わった経験といったら、私の倍以上ですから、物すごい立派な経験をされて知識も深いと。私も本当にそういう意味で惜しい人材をなくされた。 これは、私の個人的見解で聞いていただきたいのですけれども、どちらかというと、行政マンとしての時代も、町長とタイプとしては対極にあるような感じの人ではないかなというふうに思います。今回、町長を副町長で支えることになった2年9カ月、いろいろとやっぱりそこでは町長と意見の食い違いですとか、対立したのかどうかわかりませんけれども、あったと思います。 11月24日の総務委員会の際に、副町長も出席、そのときは前副町長は出席されていたのですね。それで榊委員長が、最後に、辞表の新聞報道を見たのだけれどもどうしたのですかといったら、窪田前副町長みずから、こういうふうに述べられていました。 一身上の都合ですと。その一身上の都合というのは、もっと言うと健康上の問題ですと。健康上の問題でもっと言うと、これまで町長を一生懸命支えてきましたけれども、支えていくエネルギーがなくなりました。そういうふうに窪田前副町長は述べられました。そして、辞表を出したのが11月13日の夜ということでした。 先ほど、町長の答弁で、会議場の決定をしたのが11月11日で、11月13日の管理職会議で管理職の皆さんにはその決定を伝えたと。偶然かもしれませんけれども、その晩ですよね、辞表を町長に出したのが。 私は、先日の本会議でも言いましたけれども、今回の辞職は、町長のある意味暴走とも思われる行為に対して、職をかけてストップをさせようと思い直させようとした抗議の辞職だというふうに認識しております。したがいまして、今回のようなことがなければ、まだまだ任期まで勤められていたのではないかなというふうに思います。 これは結果論ですから、もうやめてしまわれた方ですので、もうどうにもなりませんけれども、問題は、これから町長の公約ですから、この2名体制というのは。残された期間どうされるのか、もし現時点でのお考えがあるのであれば、お聞かせ願いたいというふうに思います。 これは、町長が仕事をする上でどうしても2名必要だというふうに公約としておっしゃっていることですから、1名欠けると仕事もスムーズにいかないと思いますので、今後どうするのか。もう残り1年しかないので、空白にするのかどうか。その辺、現時点で何かありましたら、伺わせてください。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。 私の公約も2名で、それぞれの役割をして、全体的な役場職員の若手が非常にふえてきているということで、育成と全体的な財政的な行財政運営を担っていただくと。また、お隣の高野副町長につきましては、新幹線、高速道路、あるいは少子高齢化対策などの特任的事項について行っていただきながら進めていくという形で2名体制でことしの4月からしたところであります。 窪田副町長が辞任されましたことから、今後早期に2名体制となるよう、体制づくりを検討し、早い段階で議会のほうに御提案をさせていただきたいなというふうに思っております。そういう気持ちでいるということで御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) もう一方、期間中に就任されたとしても、途中でやめることのないよう、仲よくやっていただければというふうに思います。 それでは、最後の質問に移ります。 町長の町政運営、独断専行が過ぎませんかということでお尋ねをいたします。 町長の任期も残りあと1年余りとなりました。町政運営に当たる町長のこれまでの姿勢を見ていると、独断専行が過ぎるのではと思わざるを得ません。東京での仕事が多過ぎて、庁舎内外の人心が離れていることにお気づきにならないのでしょうか。少なくとも私は、離れているなという感じをひしひしと受けます。そういう声も聞かれます。 残りの任期はしっかりと地に足をつけて、みずからの公約の実現に向けた地道な活動が望まれると私は思います。 あなたのその手と足は、誰のために動かされているのでしょうか。あなたのその目は、どこを見ているのでしょうか。あなたのその耳は、誰の声を聞いているのでしょうか。あなたの口から発せられる言葉は、誰に向けられているのでしょうか。 町長、一度離れた人心を取り戻すのは容易ではありませんが、不可能ではありません。そのためにも、これからは町長、あなた自身の手足・目・耳・口を、もっと庁内協議や町民合意のために使うべきであると私は思います。 町長からすれば、私のこうした指摘は全くの的外れとお考えになっているかもしれません。私を評価する町民の声がすごい多いのですよというのかもしれません。それはわかりませんので、あなた御自身によるあなた御自身のこれまでの町政運営の評価をお聞かせください。 ○議長(鈴木保昭君) 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の町長の町政運営、独断専行が過ぎませんかという御質問に対しての御答弁をいたします。 私は、町長選挙において、お年寄りに優しく若者が躍動するまちづくりをスローガンに掲げ、1、子育て支援、2、高齢者・障害者支援、3、農業支援、4、観光商工業支援、5、行政改革、6、未来に向かっての6本を公約の柱に町民と一緒に輝く倶知安の未来をつくりたいと申し上げ、就任からこの間町政運営を行ってまいりました。 その取り組みとしてでありますが、まず一つ目の子育て支援に関し、一つには町立保育所建設及び保育サービスの充実、二つ目に中学生までの医療費の無料化、三つ目に町営住宅の住みかえを進め子育て世帯の入居環境の整備、四つ目に公園遊具やトイレ整備の四つの項目を掲げ、その中で、特に成果として、平成30年度の統合保育所の開業を目指し、今年度工事を実施しており、保育料の所得改正についても階層をふやし、保育料の軽減改定を実施しました。 また、中学生までの医療費の無料化につきましては、就任初年度から実施したところであります。 次に、二つ目の高齢者・障害者支援に関しては、一つに介護医療福祉などの一層の充実を図ること、二つ、障害者の社会参加や生活援助事業の取り組み、三つに、町の中心部に高齢者住宅を建設し、特に雪の心配のない暮らしの実現、四つ、冬期生活の支援のための福祉灯油の充実の四つを掲げ、その中で、特に成果として、急激に進む高齢化社会に対応するため、関係機関と連携し、地域医療提供体制の確保を図り、各種の健診事業や保健指導の充実に努め、特に倶知安厚生病院を地域全体で支えるため、後援会も設立するなどにより産婦人科の常勤医師を2名体制にしたほか、平成24年度には常勤医師定数29名に対しマイナス7名の22名でありましたが、来年度平成30年4月には定数29名を確保できる見込みでございます。 さらに地域住民の社会的孤立防止や地域住民同士の絆を感じられるような見守り隊を提唱した結果、2団体が発足し、それに対する支援を講じております。 続いて、三つ目の農業支援に関して、一つには農業は我々の生命と健康を支える食の原点であり、安全・安心で良質な農産物の生産が農業に求められる使命、二つ目に圃場、排水路、河川の再基盤整備、三つに後継者対策と花嫁対策、四つに土づくりを基本とした農業振興の4項目を掲げ、その中で、特に成果として基幹作物であるバレイショの生産振興対策などの所要の対策を始め倶知安産のななつぼしを地元スーパーで購入できる取り組みも行いました。 また、国営かんがい排水事業、中後志地区国営土地改良事業調査を始め、生産基盤の根幹となす農用地基盤の一環として暗渠排水工を行うための農業基盤整備を継続して実施しており、また農業の基盤はまずは土づくりでありますことから、土壌分析、堆肥投入事業にも継続して取り組んでおります。 公約以外の成果といたしましても、林業振興についてですが、本町には1,156ヘクタールの町有林がございまして、それぞれ伐期を迎えている町有林があり、適齢期に適正に伐採しなければ町有林の財産価値が失われてしまうことから、ことしから関係機関と連携協力のもと、森林整備のための調査、伐採、更新方法や事業の発注及び森林経営計画策定等、今後に向けた町有林の適正管理について検討進めており、来年度からは本格的に事業を推進してまいりたいと考えております。 次に、観光商工業支援についてですが、一つに北海道新幹線と高速道路を起爆剤とした中心市街地の整備、二つ目に観光産業によってもたらされる外貨を地域内で循環させる取り組み、三つ目にひらふリゾートが国際リゾートとしてさらなる発展するための支援について、四つに公共施設の年次的整備と雇用対策の4項目を掲げ、その中で、特に成果として、組織改革を行い、まちづくり新幹線課を設置し、新幹線新駅を見据えた駅前開発と中心市街地の活性化について議論を深めさせる一方、商工会議所主催によるまちなか広場プロジェクト事業に対しても支援を行ってきております。また、変容するニセコひらふエリアの計画的な発展を築くため、サン・スポーツランドに行政のサテライト機能をもたせるため、観光課を配置し、国際観光の振興のほか、魅力あるエリア形成に向けた取り組みを推進しております。 続いて、五つ目の行政改革に関し、一つに、地域に積極的に出向き、直に住民の声を聞き解決対応を図ること、二つ、課や係の垣根をなくし、少子高齢化、雪問題など大きな問題には職員一丸となって取り組む、三つ、副町長2名体制の3項目を上げ、その中で特に成果として、外国人対応可能な職員採用を始め、非常勤の職員を配置するなどグローバルな本町の特性に対応し、共生社会に向けた取り組みを推進しております。 なお、副町長2名体制についてでありますが、ことし4月に2名となりましたが、先般窪田前副町長が辞任されましたことから、今後早期に2名体制となるよう体制づくりに努めてまいります。 最後に、六つ目の未来に向かってについてでありますが、これから13年ほど先には北海道新幹線の倶知安駅ができ、後志の表玄関として、さまざまな地域との交流が広がり、さらに北海道横断自動車道も完成のときを迎えることとなり、我が倶知安町は将来を担う子どもたちが大きな希望や夢を持つことができる奥深い潜在能力を秘めた町であります。 また、札幌オリンピックにおいて、アルペン競技の開催会場と見込まれるニセコひらふエリアの発展についてもさらに加速してまいります。 このように、一歩一歩着実に公約を果たしつつ、少子高齢化対策や庁舎建てかえなど、さまざまな喫緊の課題への対応も行っております。 町長に就任してはや3年、町民の皆さんとともに倶知安町の発展のため全力で取り組んでおり、これからも新しい発想や工夫で時代の変化に対応した政策を積極的に展開するため、町議会を始め、関係機関、関係団体と密接に連携しながら総合的な取り組みを推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げ、答弁といたします。 ○議長(鈴木保昭君) 笠原啓仁君。 ◆2番(笠原啓仁君) 議長、質問の仕方がまずかったのか、何か2期目に当たっての政策発表を聞かされているような、私気がしてなりませんでした。 そういうことを聞こうとした質問では全くなく、それとは全く正反対で、独断専行が過ぎませんかということを確認したかったのですけれども、何かすごいすばらしい実績と決意を表明され、質問の仕方がわるかったですね。 質問の意図は件名にもありますように、町長、私、決めつけとかというのは余り好きでありませんので、そうではありませんか、そのように見えませんか、そうのように考えられませんかという言葉を使うときは、基本的にはかぎ括弧を使うようにしています。 今回も独断専行が過ぎませんかと書くときに、独断専行にかぎ括弧をしようかなどうか迷ったのですけれども、今回の国際会議場の問題を見ると、まさにこれはいわゆるではなくて、独断専行そのものだと思いまして、今回こういうかぎ括弧抜きの言葉を使わせてもらったのですけれども、町長、何かすごい今の答弁を聞いて、再質問どうしようかなと思っているのですけれども。 町長、今回の国際会議場をめぐる対応を見ても、庁内協議も十分ではないと、それから議会の対応も先ほど確認したように、ほとんど省略と。町民合意も事後報告と。こういう態度を見ると、本当に独断専行だなというふうに思うわけですよ。 それで、僕はそれがどんなに正しい事業でも、どんなに正しい問題でも、きちんと踏まなければならない手続というのは絶対あると思うのです。省略してはならない手続というのは絶対あると思うのです。行政民主主義、町政民主主義という言葉がありますけれども、その民主主義を実現するためには、時間とお金がかかるのです。町長のように、スピード感をもってという、そのスピード感をもった中身は何かというと、そういう町政民主主義にとって必要な手続を全て省略して、私の一存でやりますという、そういうことでしょう。それをもって私は、独断専行が過ぎませんかと。 今回の問題に限らず、前にもありましたよね。東急の社員をいきなり役場で雇うと言ってみたり、それも一例だったと思うのですけれども、それは何か議会の皆さんがやめなさいと言ったみたいでやめたのですけれども、そういう目に見える問題、見えない問題含めて、独断専行の町政運営が過ぎないかと言うことで、今回質問させてもらいました。 それで、町長をやって2年9カ月ですか、その前は30年以上にわたって役場職員ということで長年行政マンとして行政の経験をされてきた町長に対して、今さら言うのはとてもおこがましいことなのですが、私も行政、地方自治に携わる者としてお互い確認をし合うという意味で、以下の点について若干触れさせていただきます。 今さら言うのは釈迦に説法になると思いますけれども、町長も御承知のとおり、地方自治法では、首長の役割を規定する部分が2カ所出てきます。147条と148条です。短い条文なのでちょっと紹介しますね。 第147条、普通地方公共団体の長は、当該普通地方公共団体を統轄し、これを代表する。第148条、普通地方公共団体の長は、当該普通公共団体の事務を管理し及びこれを執行する。地方自治法の代表的な二つの条文なのですよね。 ここで町長、勘違いしないでいただきたいのですが、147条の代表するという部分ですね、これは自治体を代表する権力や権限を持っているということではないのですよ。あくまでも象徴的に代表しているというだけですので、そこを履き違えないでいただきたいと。何か、町長になった瞬間に、全ての町政における権力や権限を手中にしたのだというような勘違いをされているようなことがこの間の町長の姿勢を見ていると見受けられるのですよ。 独断専行すると、どういうことが起きるかというと、本当に行政が二転三転するのです。一つ例を挙げると、今回の問題です。国際会議場の問題、町長、本当に11月24日の総務常任委員会で今回の会議場を説明した……。 ○議長(鈴木保昭君) 通告に沿った質問をお願いいたします。 ◆2番(笠原啓仁君) 行政が二転三転するというのは、こういうことだということで、だから独断専行をやめてくださいよということなのですが、今回、「いつまでに関連議案を議会に提案し、議決しなければならないのですか」という私の質問に対して、こういうふうに言っているのですね。 「間に合うか間に合わないかということについては、今月の臨時議会で諮って、これをすると間に合うと見ております。これが決まらなければ、1月、あるいは2月以降の調査では全然間に合わない。もうリミットは今月中の臨時議会での決定が間に合うデッドラインかなと考えています」。 つまり、今回の関連予算を初日に議決しましたけれども、町長は、前は11月中の臨時議会に諮らないと、決めないと、これはもうタイムリミットだと言っていたのですよ。それが、臨時議会自体、開かなかったでしょう。これも、町長言っていることが二転三転している一例で、臨時議会自体開かなかったでしょう。そして、今度12月定例になりまして、関連予算と関連議案、サン・スポーツランド、提案しました。一つは初日に通りました。一つは付託になりましたけれども、先ほどの小川議員の答弁でしたか……。 ○議長(鈴木保昭君) いいですか。再三お願いしておりますけれども、(「もう終わります」と発言する者あり)終わる終わらないというよりも、通告に沿った質問をお願いしないと答弁も求められませんので、よろしくお願いいたします。 ◆2番(笠原啓仁君) わかりました。 そうしたら、一回提案したものを取り下げるというふうにまた二転三転になりました。だから、十分に内部で協議調整をしない中で町長の独断でそういうふうに物事を進めていくと、こういうふうに二転三転になってしまうのですよということを言いたかったわけ。だから、独断専行的な町政運営は慎んでくださいということを今、例を挙げて言わせていただいたのです。 町長、したがって、時に決断は必要ですけれども、きちっと前段の準備とか協議とか調整とかやった上で、町政運営に当たっていただきたい。これが今回の私の質問の趣旨なのです。 行政を混乱させないで安定した行政を運営するためにも、十分協議してください。町長の政策発表を聞くためにした質問ではありませんので、そこを今後の行政運営に当たって、どういう姿勢で臨んでいくのかという町長の考えをもう一度お示しください。 ○議長(鈴木保昭君) 通告に沿った答弁をお願いします。 西江町長。 ◎町長(西江栄二君) それでは、笠原議員の御質問にお答えします。 決して独断でぼんぼん出して決定しているわけではなくて、各委員会に諮って御議論して、そのときに臨時議会でもできればお願いしたいという話をしましたけれども、委員会の中でもうちょっとここは議論すべき、これを整理してから提案すべきと言われたことについては、当然直して、資料を用意して、説明をして、それでだめだったらまた延びるということでありますけれども、そういうことをちゃんと経て臨時議会には間に合わないで定例議会に上げさせていただいたということでありますので、決してそこのところは手を抜いているわけではないし、やるべきことはちゃんとやらせていただいております。 今後とも議員の皆さん方と事前の協議、あるいは政策的に御議論も委員会にかかわらず、話があればしっかりと協議しながら進めることは大きなプロジェクトについてはやはり今後の中でもそういうものを意見交換すべきところも私はもっともっと必要であると言うふうに思いますので、開かれた行政運営のためにも、そういう連携も含めながら積極的に進めてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(鈴木保昭君) これにて、笠原啓仁君の一般質問を終わります。 どうか職員の皆様も力を合わせて頑張ってください。 これで、一般質問を終わります。----------------------------------- △散会宣告 ○議長(鈴木保昭君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 皆様、御苦労さまでした。ありがとうございました。                         散会 午後3時08分...